95/220
14話a-9
-とある少女の日記-
私はいつものようにご飯を作って彼のベットに向かった
彼と一緒にご飯を食べるのが、私の日課だ
彼の前と私の前に料理を準備すると私は
「いただきまーす」と言った
彼は何も言わなかった
多分、恥ずかしいのだろう
私が食べていても、彼は料理に口をつけなかった
「もう…また、食べさせてほしいの?
甘えん坊さんだなぁ…」
呆れるような台詞だが、私は笑うように言った
嬉しいのだ、彼が私に甘えてくれる事が
最近、彼は暴れなくなった
大人しくしていてくれる
きっと私の想いが通じたのだろう
彼が暴れる度に"お薬"を与えたのが効いたらしい
少し多めに与えた日から、彼は懲りて、暴れなくなったのだ
ところで、私には宝物がある
彼から借りたナイフだ
元々、私があげたものだが、今は私がお守り変わりに持っている
彼の血がついていて、彼がいつも傍にいてくれるような気がするからだ
買い物に行く時もこれで寂しくない
ところで、彼とは違う臭いのする血もあるのだけど一体何だろうか?
悩みと言えばそれくらいだ
最近の事をとりあえずこうやって書いてみた
日記と言うのも悪くないかも知れない
明日から書いてみようか、私と彼の日々を
いつまでこんな幸せな日々が続く事を祈って………
最終話B 壊れた姉の世界




