表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Close Memory  作者: 結城コウ
89/220

14話a-3

俺は俯せの状態で倒れていた


しかし、身体が動かない訳ではない


ただ、動かしづらい


「そこで、待っててね、琥烏」


だが、俺は力を振り絞り璃優の靴下の踵あたりを掴んだ


「少しだけ、待っててよ、ね?」


俺の頭の中にある想像が広がっていた


それは、とても悍ましい…恐ろしい想像だった


故に、俺はそれを確かめなければならなかった


俺は決して離すまいと指先に力を入れた


果たして、どれだけの力が発揮されているのかはわからなかったが…


俺は口を開いた


痺れて拙い口調になる


必要な事だけを手短に伝える必要があった


『……り……の……は……?』


「………」


『……ど…う……し……た……ん………だ……』


璃優は扉を向いたまま沈黙していた


俺は必死で靴下を掴んだまま


璃優を見上げて睨んでいた


「……部屋に居るよ」


『……ほ……ん…と…?』


「ええ、本当

だけど……あの娘

"居なくなるから、もうすぐ"」


俺は目を見開いた


指先にさらに力を入れた


指がちぎれるんじゃないかと思った

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ