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13話-4
俺は…なんであんなに彼女達から離れたがったのか…
今になってわかった…
俺は…怖かったんだ…
彼女達を…傷付ける…事、が……
だから……だから……
傷付けまいとして…
彼女達から離れようとした…
そうすれば…傷付ける事はないって…思ってたんだ…
でも…それがかえって彼女達を傷付ける事になったのかも知れない
だから…だから……あんなに…俺の…俺の………邪魔を…邪魔を…邪………魔………を
……ジャマ……を…?
「何を考えてるの?琥烏」
俺はハッと我にかえった
俺は戸惑いを感じた
先程の自分の中の…黒い感情が沸き上がろうとした事に
「琥烏?」
『………』
俺は無言のまま少女の頭に手を伸ばした
そして、少女の頭を俺の胸に当て抱きしめた
「琥烏…」
『俺……』
(俺は…
傷付けたくなかった…
それだけ大切だったんだ…
どうしようもなく…大切だった
いや、"だった"じゃない
それは…今も同じだ
俺は……
俺は…………)




