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Close Memory  作者: 結城コウ
84/220

13話-4

俺は…なんであんなに彼女達から離れたがったのか…


今になってわかった…


俺は…怖かったんだ…


彼女達を…傷付ける…事、が……


だから……だから……


傷付けまいとして…


彼女達から離れようとした…


そうすれば…傷付ける事はないって…思ってたんだ…




でも…それがかえって彼女達を傷付ける事になったのかも知れない



だから…だから……あんなに…俺の…俺の………邪魔を…邪魔を…邪………魔………を


……ジャマ……を…?



「何を考えてるの?琥烏」


俺はハッと我にかえった


俺は戸惑いを感じた


先程の自分の中の…黒い感情が沸き上がろうとした事に


「琥烏?」


『………』


俺は無言のまま少女の頭に手を伸ばした


そして、少女の頭を俺の胸に当て抱きしめた


「琥烏…」


『俺……』


(俺は…

傷付けたくなかった…

それだけ大切だったんだ…

どうしようもなく…大切だった

いや、"だった"じゃない

それは…今も同じだ

俺は……

俺は…………)

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