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Close Memory  作者: 結城コウ
71/220

11話-2

自分の部屋に戻ると


俺はベットに倒れ込んだ


そして、そのまましばらくの間動かなかった


(俺は…どうすれば…いいんだ?)


わからなかった


色んな事が


『俺の…言葉…?』


それさえも


わからない



ふと、俺は手の中の包みの事を思い出した


昔…俺が欲しかった物


もしかしたら、そこに何か手掛かりがあるような気がして、


俺は包装紙を破いた


そして、中から出て来たのは


柄のような物だった


『あ…これは……』








何故かと言われれば


何故かはわからない


だけど、確かに俺はソレに魅了された


無機質である故に冷たく


機能美のみを追求した過程でソレは


滑らかなフォルムを生み出した


それが俺には美しく見えて…


だから…俺は……




柄の横にあるスイッチを強く押す


カチッと言う音と同時に


柄から刃が飛び出した


俺を魅了した銀色が妖しく光っていた


俺は俺が欲した刃物を眺め続けていた


子供の頃の俺と見つめ合ってるみたいだった

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