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10話-5
俺達は帰路についている
あの後、本屋を巡り
デパート内の喫茶店で、ケーキと紅茶で休憩した後
璃優の服を見て、
俺の服を見た後
地下で、スイーツを買った
その時点で、夕方になっていた
時間を考えて帰る事になった
「いやぁ〜、結構買っちゃったね」
『…ああ』
荷物持ちは俺の役目なのだが、袋の量が多過ぎて持ちきれなかったので
二人で持ってる
しかし、俺は璃優の4倍の量を持っている
かなり、重い
だから、歩くのがゆっくりになってる
「…でも、琥烏君
よかったの?
服も本もほとんど買わなかったじゃない」
『いいよ、別に』
「そう?」
『ああ、今日は君に付き合っただけだからな』
「………」
『?
どうした』
「…ううん
帰ろう、家に」
『ん?
…ああ』
………
「…ねぇ」
『うん?』
「家に…帰ったら
渡したいものある…んだ」
『へぇ…』
「今日の…お礼」
『そうか…それは…楽しみだ』
俺は果たして心の中で
それは自分の本音なのかと、自分自身に問い掛けた




