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9話-6
イマイチ、璃乃が何を言ってるかわからなかった
その事を知ってか知らずか璃乃は俺を見つめながら、話した
「あたしが決めたって…琥烏の意志じゃなきゃ意味が無いんだよ」
『…君が決めたからって、俺の意志じゃないって言えないだろ』
「それは逆もそうでしょ?」
『………』
「今の琥烏は…あたしが求めたら、好きだと言ってくれる
でも…あたしの決めた言葉じゃ嫌なの」
『………』
(…今さら…それは…)
「…我が儘かも知れないね」
『…!』
「だから…琥烏の言葉で伝えて…あたしの事が…好きなら」
『………』
「…あたしは…琥烏の事が好き」
『………』
「大好き」
『………』
「兄妹としては間違ってるって事は分かってる」
『………』
「だけど…もう…どうしようもないの」
『………』
「あたしは…琥烏の事、愛してる
琥烏が居なくちゃ生きていけないの」
『………』
「…お願い…」
『………』
「…愛してくれなくても構わない
…なんて、言いたくは無い
…でも、それは琥烏が決める事だから…」




