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Close Memory  作者: 結城コウ
57/220

9話-2

「琥烏…どうかしたのか?」


『…え?』


放課後、帰ろうとした時


玖竜に言われた言葉だ


「…謹慎明けてから…おかしいよ、琥烏」


『…何が…だ?』


「…謹慎を受けたから…バイトが出来なくなったから…だから、落ち込んでるんだと思った

けど、何か違う

そういうのとは違う

琥烏…謹慎中に何かあったんじゃないのか?」


『………』


この男の洞察力に舌を巻いた


俺はどう答えるべきか悩んだ


しかしながら、その答えが出る前に口が動いていた


『結局は………

…俺は人形でしかなかった

その事に気付いただけさ』


「…え?」


玖竜の反応と俺の心の中はシンクロしていた


心ではなく、まるで、身体の"意志"が俺を動かしていたようだった


「琥烏…?

お前……」


『…!!!』


バッ、と音をたてて俺は自分の頬に触れた


俺はまた泣いていた


自分が知らない内に


俺は顔を隠すように手をあてると逃げ出すように教室を出ていた


ぐちゃぐちゃだった


俺は…どうしようもなく


俺の心は…ぐちゃぐちゃに


何もかもが…混沌としていた

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