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7話-4
「うん、こんなもんかな」
璃乃はそう言うとタオルを俺から離した
「寒くない?
火燵に入ってたほうがいいよ」
璃乃に引っ張られ、俺は和室に居た
「そろそろ、コーヒーが入った頃だね
飲むんでしょ?」
『え……あ、ああ…』
俺はいまひとつ理解出来ないまま
火燵に入って待っていた
しばらくすると、璃乃がコーヒーの入ったサーバーと
カップを二つ
それ用のミルクとシュガーを持って来た
「今日はあたしもコーヒーを飲もうと思って」
『…そうか』
璃乃が入れたコーヒーを受け取った
璃乃はシュガーとミルクを入れたが俺はブラックのままだ
『よくわかったな
俺がコーヒーを飲もうと思ってたなんて』
本当は俺が一人で入れるつもりだった
「わかっちゃうのよ
…三つ子、だからね」
『え?』
「なんとなく、だけどね
琥烏の考えてる事、わかっちゃうの」
『…璃乃』
「…ホントはわかってるんだよ」
『え?』
「琥烏はアタシの事、嫌ってるんだって」




