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7話-3
カーテンの隙間から光が差し込む
カーテン自体も陽に照らされ、光を帯びていた
いつも、思う
このカーテンが光を遮るほど分厚ければ、もっとぐっすり眠れるだろうに
…このカーテンを選んだのは俺じゃなく、彼女達だった
だからって、カーテンに当たったって仕方ない
疲れてるはずなのにまともに眠れなかった俺は仕方なく身体を起こした
室内とは言え、暖房無しでは辛い季節になった
そう感じるほど、布団の外は寒かった
顔を洗って、コーヒーを飲もう
そう思った
冷水のまま水を頭からかぶった
流石に気持ちいいとは思えなかったが幾分か寝不足な頭を覚ます事が出来たと思った
「はい、タオル」
璃乃だった
『………』
俺は不意打ちを喰らって固まった
「流石に風邪ひいちゃうよ?
ほら、タオル」
『あ、ああ…』
俺は乱雑に顔と髪を拭いた
「琥烏、そんな拭きかたじゃ、髪も肌も痛んじゃうよ?」
そういうと璃乃はタオルを取り上げ
優しく俺の顔と髪を拭いた
『ちょっ…璃乃…』
「ほら、恥ずかしがらない」




