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Close Memory  作者: 結城コウ
35/220

6話-6

そう言うと俺は俯いた


璃優は何も言わない


ただ、床にぽとりと水滴が落ちた


俺が顔を上げると璃優は泣いていた


「…どうして…

どうして…そんな事を言うの…」


璃優は両手で俺の襟元を掴み


泣き崩れるようにしゃがみ込んだ


(…少し…言い過ぎたか)


そう思った時だった


-ギリ…-


『う…』


-ギリギリギリ…-


璃優は掴んだ襟元を締めていた


-ギリギリギリギリギリ…-


『い、痛い……痛いって…璃優…』


だが、彼女は腕の力を緩めようとはしない


-ギリギリギリギリギリギリギリギリギリ…-


『…ぐ………が…は…ぁ…っ…』


声が出せない


息が出来ない


苦しい……死ぬ…?


そこまで、思った瞬間


襟元の力が緩んだ


『が…がはっ…

ゴホッゴホッゴホッゴホッ…ゴホッガフッ』


俺は噎せるようにしてしゃがみ込んだ


すると、視界の端から手がぬっと伸びてきた


俺は恐怖を覚えた


今度は、直に首を締めるのだと思った


しかし、彼女の両手は俺の首ではなく、頬を掴んだ

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