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6話-5
彼女はいつだって、こうやって姉貴面して
無理に強がってるだけだって
『…どうして、そんな事が言えるんだ?』
「え?何が??」
『惚けるなよ
俺のバイトに反対してたくせに』
「それは…琥烏君と一緒にご飯食べられないから…
でも、こうやって私達が琥烏君に合わせたら問題無いでしょ?」
『でも、俺は!
………あんな事言ったんだぞ』
"あんな事"…家族と過ごす時間より、自由意志のが大切だと言った事だ
「…そりゃあ…ショックだったよ
でも、琥烏君がそう思っても私にとっては、やっぱり家族が…姉弟が1番だから」
『………』
「だから…私は…琥烏君が傍に居てくれたら、それでいい
私達は同じだから、
私達は三人で一つだから」
…その時、何故だか俺は三人で一つと言う言葉に反感を覚えた
『…違うよ』
「え?」
『違う…ッ!
俺達は…一人一人が個別の存在だ…!!
同じなんかじゃ…無い…!』
「何を…言ってるの…?」
『俺達は…違う…別の人間だ
だから、一緒くたにしちゃいけない
だから…!!
その理由は根本から間違ってるん…だ…』




