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6話-4
その次の日も
そのまた次の日も
俺が帰ってくると晩飯があった
そして、その度に二人は俺を笑顔で迎える
それは、多分幸福な事だ
だけど、
だからこそ、
俺の中で疑問が膨れ上がる
何故、俺の為に…?
家族だから…?
そんな理由で…?
納得出来ない
そんな理由じゃあ…
俺の疑念は日に日に膨らんでいく
だって、俺は…
考えかたによっちゃあ
お前達を…
疎ましくさえ思っているんだぞ
なのに…どうして
どうして…!!
こんな事じゃあ
駄目なんだ
多分
…だから、俺は
『…無理に俺にあわす必要は無いよ』
「…え?」
ついに口を滑らした
璃優は髪を束ね、使い終わった食器やら何やらを洗っているところだった
幸か不幸か璃乃はその場にはいなかった
言ってしまったものは仕方ない
そのまま、話す事にした
『…俺は……晩飯くらい、一人でも大丈夫だから』
「別に無理なんかしてない」
そういうと彼女は手を洗い、タオルで拭いた
「だいじょーぶ、お姉さんに任せなさい」
璃優は俺のほうを向いて胸を叩いた




