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Close Memory  作者: 結城コウ
32/220

6話-3

不思議な事にオムライスもスープも出来立てだった


『……ん?』


スープに口をつけた時、若干違和感を感じた


『…璃乃、スープはお前が作ったのか?』


「……う、うん

…わかっちゃった?」


『味付けが姉さんのとは違ったからな』


些細な違いだが、璃優の料理に慣れた俺にはわかった


ちなみに、オムライスは璃優が作ったはずだ


「ど、どうかな…?」


『ああ、悪くはない』


「…む

どうして、そういう言い方するかなー…」


「琥烏君、璃乃ちゃんをいじめちゃ駄目ですよ

璃乃ちゃんは琥烏君のために一生懸命作ったのに」


「ちょ…ちょっと、璃優姉ぇ!」


璃乃は顔を真っ赤にしながら、あたふたとしていた


『…別にいじめたつもりは無いよ』


しかしながら、可もなく不可もなく


最近、一人で作る料理と大差は無い


『だけど、どうして今日に限ってこんな…』


「どうしてって…」


「家族なんだもの、ご飯は一緒に食べなきゃ、ね?」


微笑みながら答えた璃優を見て


俺はたいして深く考えずに


『…そう……だな』


と、相槌を打った

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