12/220
2話-5
「じゃあ、璃乃ちゃんが帰って来たら
おやつにしましょう
クッキー焼いておいたのよ」
『へぇ、いいじゃないか』
ウチの晩飯は少し遅い
だから、おやつなんてモノが頻繁にある
「じゃあ、コーヒーと紅茶を入れておきましょう」
『………
…いや、待った』
「どうしたの?」
『…俺も今日は、紅茶でいい』
「?
どういう風のふきまわし?」
『…なんとなく、だよ』
…その日は紅茶を3杯飲んだ
別の飲みかたで
ストレートティーはコーヒーとは違う苦さがあった
ミルクティーは甘すぎた
レモンティーは酸っぱすぎた
紅茶は苦手だと感じた
だけど、俺は何故だか嫌いになれなかった
第2話 休日




