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夢幻(むげん)くん  作者: ゆき しんや
1/1

不思議な少年

 僕は、夏休みを利用してロンドンにやってきた。

目的は『ビッグ・ベン』…そう、あの『エリザベス・タワー』時計台だ。


 目的地に着いたと同時に、その大きな時計台からあのメロディーが鳴り響いたのだった。

『ウエストミンスターの鐘』


(あっ、もうお昼なんだ…)

 丁度お腹も空いてきたので、何処かでランチを食べようかと辺りをウロウロしていたら、不意に後ろから声を掛けられた。

振り返ると、そこには小学生位だろうか、しかしどう見ても明らかに日本人ではない、国籍不明の子供が立っていた。


 髪は銀色、黒い小さなツバのついた帽子を被り、向かって右側が黒、左側が赤いジャケットに短パン、黒いソックスに革のローヒール、見るからに普通の子供と思えない奇妙な格好をしていた。

 何より不思議に思ったのが、その子供の目が燃えるような赤をしていたことだ。

 

「こんにちは」

その子供の流暢な日本語に、僕は大変驚いてしまった。


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