表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
6/10

WWⅡ最高の戦車

Sherman Fireflyを受領した4人は、大規模戦闘に出撃したようです

Sherman Fireflyがいかに素晴らしい戦車かを広く知ってもらうために書いています

つまらない上時代・兵器考証も詰めが甘いですが予めご了承ください

しかし出撃して間も無く、エンジンから異音が聞こえ始めた

再始動してみても直る気配はない

グレアムはエリックに停車するよう指示し、テリーに無線を打たせる

中隊長からは、

『待つことができないため、修理でき次第本隊に合流せよ』との指示が来た

マニュアルを引っ張り出し、エンジンの点検を始める

「電気系統異常なし」

「オイルも異常なしだ」

「燃料ポンプも大丈夫だった」

どこを点検しても異常がなかったため、エンジンの分解をしなければならない


修理後再出発するも主戦場より北に逸れる

工具を出し、エリックがマニュアルを読む

カバーを外して各機構をチェックしていく

「もしかして…この歯車か?」

エリックが歯車の印が別の歯車の印と合っていないことに気づく

「これは…はめ直しだな…」

グレアムが悲痛な顔で呟いた

分厚いマニュアルと格闘し、ネジを外していく

今度は印が合うように注意深くはめ直す

やっとの事でエンジンが直った

原因はズレた歯車のせいで、

吸気・圧縮・点火・排気がうまくいかなかったためであった



「やっと直りましたよ…整備兵の野郎、覚えてろ!」

エリックが汗と油にまみれた額をぬぐいながら毒づく

「ここで直って何よりだ、急いで本隊に追いつかねばな。

じゃあ当初の予定どおりこの街道沿いに進むぞ」

グレアムは本隊に追いつくのに、どのくらい時間がかかるか計算を始めた

「全速で飛ばせば1時間もすれば追いつくぞ!」

結果、そこまで時間はかからないことが判明した


しかし彼らは知る由もなかった

敵勢力は会敵と同時に南方へ移動し、

それに従って味方車両も南方へと逸れていたのだ

彼らは、主戦場のはるか北にいたのだ


「おかしいな、不気味なほど静かだ…」

グレアムは困惑していた

戦場の予定地に到着したものの、無線機も反応せず、砲声の1つも聞こえない

友軍車両の気配も全くなかった

地面に履帯の跡が残っていないか確認するものの、

辺り一面は湿地で跡が残るような場所ではない

念のため注意を払いながら進んでみたが、敵車両の気配もない

グレアムは、近くの丘に登って周辺を確認することにした


グレアムが丘の上から辺りを見回すと、前方から微かに空気が震えるのを感じた

双眼鏡を目に当てると、敵軍戦車らしき車両が街道を走ってくる

良く観察すると、ティーガー2両を先頭にしてパンター4両が続く

パンツァーカイルを組んでいる

それを確認すると、全速力で丘を駆け下りてクルー達に合図をする

無線は電波を出すと敵に悟られるため、

敵がこちらに気付くまでは打たないよう指示した


付近の小さな森で待ち伏せ

「あの森で待ち伏せし、なるだけ撃破する。

味方の応援もしばらくは期待できない。確実に撃破しろ」

グレアムが指示を出し、森の中に入る

迷彩ネットや周辺の草木を戦車につけ、カモフラージュを行う

弾丸を装填し、敵車両が来るであろう方向に砲を指向する


「まずはティーガーから撃破しろ。車体下か操縦手用の覗視孔が弱点だ。

次にパンター。弱点は基本的に同じだ。

しかしどちらも側面を狙えるなら狙ったほうがいい」

グレアムがジョンに標的について指示する


そして、ティーガーを先頭に6両がやって来た

側面は…狙えない


「シャーマンファイアフライは第二次世界大戦中、最も勇敢に戦った戦車の1つである。

17ポンド砲の大火力は、いかなる枢軸国軍戦車でも防ぐすべはなかった。

王立陸軍では、火力不足の巡航戦車や機動力不足の歩兵戦車に変わり、前線を支えた。

戦後はセンチュリオンなどのMBTが登場するが、一部の国では現役のものもあった。

筆者はこの車両にこそ、第二次世界大戦最優秀戦車の名がふさわしいと考える」

インターネット上 戦車研究ブログ筆者書

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ