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名もなき英雄たち

Sherman Fireflyを受領した4人は、大規模戦闘で奮闘したようです

Sherman Fireflyがいかに素晴らしい戦車かを広く知ってもらうために書いています

つまらない上時代・兵器考証も詰めが甘いですが予めご了承ください

数日後―

「ご苦労だったな…君たちのおかげで敵軍の迂回作戦は失敗に終わった。

我が大隊は敵軍主力を無事迎撃し、前線の維持に貢献した。

今回の作戦で敵軍に大損害を与えられたおかげで敵軍の活動も穏やかになっている」

大隊長がクルーひとりひとりに労いの言葉をかける

勲章の申請もしてくれたようだ

「まあここで俺の話を聞くのも退屈だと思うからね。

帰ってゆっくり休みたまえ」

失礼します、とクルーは退出する

「我が大隊はつくづく人に恵まれた、そう感じるよ…」

大隊長のつぶやきが聞こえた


「楽にしてくれ…今回実感したが、君たちにあの車両を任せて正解だった。

君たちは期待の遥か上をいく活躍をしてくれた。よく生還してくれた。

よく頑張ってくれた、ありがとう」

中隊長は故障時に置いていった判断をずっと悔やんでいたそうだ

あの状況なら誰だってそう判断するだろう

しかし、戦闘中も彼らのことが気がかりで仕方なかったらしい

部下思いのいい上司である


中隊の皆は、彼らとの再会を心から喜んでくれた

無事でよかった、と皆が声をかけてくれる

整備兵は整備が大変だった、と文句を言いつつも嬉しそうだ

前線が、久しぶりに笑い声に包まれた



数ヶ月後―

「ベルリンは陥落し、総統の自決により…」

「これを受けて首相は声明を出し、今月中にも…」

ラジオのニュースが敵国の降伏を告げる

この部隊も、この頃もめっきり出撃がなくなっていた

仕事があるのは憲兵と主計兵だけとまで言われた

この部隊も、順次国に引き上げることになるそうだ

数週間もすれば、故郷に帰ることができるとのこと


クルーは夕日を見ながら食事をとり、思い出話と、これからの夢について語り合った

グレアムは軍に残るが、他は違うようだ

エリックやテリーは民間企業に就職を考えているという

ジョンは田舎に帰って両親の世話をしながら猟師をやるつもりとのこと

それぞれが、夢を追いかけ前進して行く



夕日が地平線の下へと沈んでいく


太陽は一瞬、閃光のように光り、見えなくなった

読んでくださった方がいるのが奇跡のような文章ですが、なんとか完結に至りました

後から読み返しても拙い部分が多々あるように感じます

そんな文章に評価をくださった方、読んでくださった方に最大限の感謝を


そしてモンティ・パイソンとBLUE GIANTに敬意を表します


最後に、愛すべき英国面に敬礼!

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