表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
23/45

二十話

圧倒的有利の戦闘を日々繰り返していると、自らの実力の上昇を実感しにくい。

事実、拓たちはいくら訓練を重ねても成長した実感がない。

それでもNon NAMEでの扱いが徐々に新人からメンバーのひとりとしての扱いに変わってきているのは感じられた。

任務は基本先輩メンバーと二人一組で、先輩のサポートをするか、先輩にサポートしてもらって自らが戦うかのどちらかだったが、段々単独で戦闘をする事、もしくは拓、凛、御坂の中で二人組を組んだり、三人だけで戦う事も増えてきた。

そんなある日。エレクトが大規模な再教育を実施しようとした。

「作戦概要を説明する。今回は首都圏に相当な人数で出撃している。しかも一か所に向かってる訳ではないようだ。大規模かつ広域の再教育であるのは間違いないだろう。こちらも相応の人数で当たる必要がある。Non NAMEは広域攻撃に弱いからな。仕方がないが、全員出撃くらいでも良いかもな。」

全員出撃。その言葉に作戦司令室に緊張感が漂う。

Non NAME実行部隊が一人も本部に残る事なく、全員任務に向かう全員出撃は、拓たちがNon NAMEに入ってからライブを除いて一度も行われていない。

正確に言うと、エレクトによってNon NAME本部が襲撃されたあの「悲劇の日」以降、必ず誰かしら本部に残る。

「いや。全員出撃はしません。遥、本部は頼んだ。残り全員出撃だ。」

兼憲は迷う事なく決断した。悲劇の日を体験した兼憲は全員出撃を決して指示しない。

そんな兼憲の下した決断が、本部に残すのは一人。

これからの任務の困難さが想像出来た。

いつもより緊張する拓だったが、したところで物事が良い方向に変わるわけではない。

ゆっくりと息を吐き出して気持ちを整えた。

「今回は二班に分かれて、別々に任務を行う。一つは私、拓、凛、御坂。もう一つは仁、染やん、結衣。一か所片付けたら次の箇所に移動して片付ける。桜井さんと友理奈さんの指示で動いてくれ。分かったな。あぁ、そうだ、御坂は私も一緒に飛ばしてくれ。行くぞ。」

『はい!』

気合の入った返事を残して、Non NAMEは一瞬で姿を消した。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

↑ページトップへ