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非日常的な日常を  作者: 一八重
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プロローグ

もしもの話をしよう。


目の前に花瓶があるとする。これがもし誰も触れていないのにいきなり割れたら、どんな反応をするだろうか。

例えば気圧の問題だったかもしれない。

例えば誰かが撃った弾丸が当たったかもしれない。

例えば亀裂が既に入っていて、寿命で割れてしまったのかもしれない。

だけど人間とは不思議なもので、突然の出来事にちゃんとした理由があっても頭が働かずにある結論を導き出す人が大勢居る。


超常現象(ポルターガイスト)


普段は幽霊なんて居ないなどと豪語する奴等も、いざ目の前で自分の許容できない事が起こると慌てふためき幽霊だと泣き叫ぶ。可笑しな話だ。

いつもは否定的な癖に、いざとなると腰を抜かす。

そして自身に起こる厄災を、不幸を、不遇を、不運を、それに当て嵌める。自己を正当化し責任を押し付ける。

火山が噴火すれば天狗のせい。

洪水や氾濫が起きれば水神のせい。

誰かが河や海で溺れれば河童や人魚のせい。

雪山で遭難すれば雪女のせい。

悪夢を見れば枕返しのせい。

まだまだたくさんある。

その癖、良い事があるとこれは自分の実力だなどと言い張る。運も実力の内だと宣う。

全くもって矛盾している。

『困った時の神頼み』なんてよくいうが、『困った時は妖怪のせい』の方が需要ある気がする。頻度的にも。

いや、ウォッチとかは装着しないけど。よくわからん猫とトモダチになるつもりもないけど。

あれもなんだかんだいってそのトモダチのせいにしてるよね?そうだよね?これは確かに一大事だ。

つまりトモダチの居ないぼっち=しっかりと自己責任を負える立派な人ということなのではないだろうか。ないですよねわかってます。


……コホン。

話が逸れてしまったが何が言いたいかというとだな、


「なんでもかんでも妖怪のせいにしてんじゃねえよ馬鹿が」



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