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フェイク  作者: ひなの.com
9/67

夕焼け、違和感。


このまま教室の前まで手を引かれた。


そして、向きあい、勇太が美玖の肩をつかんだ。


勇「なぁ⋯今日の放課後。うちの屋上

  に来てくれないか⋯?」


実を言うと、勇太と美玖は同じマンションで、


屋上がある。


美「うん⋯別に⋯いいけど?」


勇「あ、でも俺、今日塾が⋯

  だから⋯家にかえって、1時間半ぐらい

  経ったら来てくれる?」


美「了解しましたー。」


勇「なんか⋯だるそうだな^^」


美「もとからこんなんですよぉーだっ。

  いきなり手ぇ引っ張られてさぁ⋯っ、

  びっくりしたじゃん!!><」


勇「ははははは!! ごめんごめん!!」



 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆



帰り道、いつも帰っている茜は補修があるとか


いって、あたしは先にかえらせてもらった。


ついでに言うと、歩も誘ったが、


今日は用事があって、急いで帰らなければ


ならないらしい。だから1人だった。


すると。 ドンッ


後ろから誰かに倒された。


美「いってぇ⋯」


理「理央だよ^^ 一緒にかえろうよ!!

  1人みたいだし」


美「あーうん。いいよ?」


理「早速だけどさ! 今日、用事ある?」


美「あ⋯うん。ちょっとね⋯」


理「そっかぁー残念だなーっ

  遊ぼうかと想ったのに」


――理央⋯なんか⋯いつもと違う⋯。


美「ごめん⋯。」


理「じゃあーっと、好きな人、要る?」


――え? いきなりそんな話??


美「ふーん。それはどうかな⋯

  ご想像にお任せしまぁす⋯」


理「なんだよぉーっテンション低いなぁ」


――それはお前が面倒臭いこと

   ばっか聞くからだよ!!


美「あ、もう家だ。ばいばーい。」


理「ねぇっ 美玖ってさ?

  クラスも家も同じ人、

  いっぱいいるんでしょ?

  誰が居るのぉっ??」


美「えぇ?⋯ えとねぇ⋯

  沙希ちゃんと、歩と、勇太と、大助だけど⋯」


理「そう!! いっぱいいるんだねー

  あ、じゃ、ばいばーい!!」


美「じゃっ」


美玖は後ろを向いたまま手を振った。


――なんか⋯変なんだよなー?

  いつもだったらあんなこと聞かないはずなのに⋯

  妙にテンションが高いし⋯

  ⋯まぁいっか



 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆



現在5時。家についたのが4時17分ぐらいで⋯


待ち合わせの時間まではまだまだだけど。


暇だからきてみた。あたしは外を眺めていた。


――都会の田舎って感じだなぁ⋯。w


すると⋯


屋上のドアがガタンッと音がして


開いた。美玖は振り返りはしなかった。


足音がこちらに近付いてくる。


美「綺麗だねーっ 夕焼け。」


?「⋯」


美「だけど、面倒くさいことが起きそうだね。」


振りむいた瞬間。


美「きゃあぁあぁぁああぁ?!?!?!?!」


カッターナイフが美玖を襲う。



 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆



※登場人物、場所、団体名はすべて実在のものと関係ありません。

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