2人、協力。
あれからそんなこんなで1時間半近くたっていた。
そして、給食準備の時間になった。
今週の給食当番はB班だ。
ちなみに、美玖はD、勇太はA班だ。
美「あーあ、今日も掃除当番かよぉ⋯
そーじだるいなー⋯」
勇「あれ? 今日って放送当番じゃねえか?
よっしゃ!! 俺ら掃除サボれるぜ☆★」
美「それよりあんた、ずぅっと何やってんのよ」
勇「え? あ、コレ? 塾の宿題だよ。
遊んでたらおわんねーの!!」
美「は??こんなんテキトーに答えとけば
いいもん!! それかじっくり放送室でやるの!
さ、どっち??」
勇「テキトーにやったら怒られるだろうが!!
断然放送室だぜ!!」
美「お前もそれ位の能はあるんだなぁ」
勇「なんだと!?!?!?」
美「あ、もうこんな時間!!
早く食べて放送室行かなきゃ!!」
勇「(なんだよ⋯話そらすかよ⋯。)
あ、今日もいっちょ放送室まで競争するか!!」
美「おうよ!! お前に負けた事ないしね!!」
勇「ふんっ! 俺は身長148センチ何だぞ?
15センチも差があるヤツとなんて無謀だぜ;」
美「何よ!! ちびに生まれる方が悪いの!
志保田は足早いもん!!
あんたは気合いが足りないのー!!」
勇「いつかは勝ってやるからな!!
男のプライドってもんを見せてやる!!」
美「んー、じゃあ、あんたが勝てば、
塾の宿題手伝ってあげる!!
ほんじゃ!! 御先に喰うわな☆」
勇「ちょ!! まて!!」
すると、美玖は後ろを振り返り、
「あっかんべー♥」と言って逃げた。
勇「/////」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
結局、ガツガツ早食いをし、12時40分に教室を出て
廊下を走りまくって、12時45分に放送室についた。
勇「はぁ⋯はぁ⋯はぁ⋯はぁ⋯」
美「結局はあたしの勝ちね☆」
勇「だから⋯無謀だって⋯」
すると突然、
美「最初はグー!! ジャンケン」
美玖がジャンケンを挑んできた。
勇&美「ポンっ!?!?」
美「へっアタシの勝利ね♪ 何もかも♥
ってなわけで。 アタシが放送するから」
勇「(それじゃあ俺が要る意味ねーじゃん。)
まーいいさ⋯俺は塾の宿題やるし。」
そして、美玖は放送室のマイクをさっととり、
かってにお昼の放送を流しだした。
そして、放送が終わると、マイクを置いた。
勇「(なんでマイクを通すと声が可愛くなるんだ?)」
美「へ!? (ってかどーいうことよ⋯)」
勇「(なんでもない。)」
美「(そう⋯///) それより!! 塾の宿題、先に
やっちゃおう!! 鉛筆と消しゴム持って来たよ」
美玖はその鉛筆と消しゴムを勇太に投げた。
勇「さんきゅー ってか手伝ってくれるのか⋯?」
美「あんたがロクにやるとも思えないし。」
そして、2人は1本の鉛筆とお互いを頼りに
問いを解いていくのだった。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
※登場人物、場所、団体名はすべて実在のものとは関係ありません。