それぞれの進路。
時は2月上旬。
今日はクラスの16人ほど休んだ。
なぜなら今日が受験当日という人が
多かったからだ。
ついでに圭介も風邪休んでしまい、
美玖と茜は登校したとともに
気分がいつもほど上がらないのだった。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
[休み時間にて]
美「みんな休んじゃったねー><」
歩「だねーっ;」
茜「私たちには関係ないけどw」
美「勇太も理央も休みだもんね~」
歩「でも、まさか理央ちゃんが
受験するとはねっ」
美「あたしも思ったー★」
すると、茜はふいにこんなことを聞く。
茜「あれ? 歩ってどこの学校
行くんだっけ…?」
しかし、歩は、驚いたような顔をする。
歩「あの…それが…」
美「えっなになに??^^」
すると、歩は考えた末に、
歩「まだ…決まってない…です」
と俯きながら答えた。
美&茜「あ…そうなんだ^^;」
歩「あ…僕、トイレに行ってきます」
茜「うん」
美「いってらっしゃ~い」
歩はそう言い残し、教室を駈け出して行ってしまった。
美&茜「…」
美「歩…なんか変。」
茜「まぁいいじゃん。
そっとしておこう^^」
美「そっか^^」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
それから、歩は休み時間終了まで帰ってこなかった。
しばらくすると、先生に頭をなでられ、
気を落としている歩の姿があった。
――どうしたのかな…
その後、歩はずっと憂鬱だった。
それに比例し、美玖と茜の気持ちも上がらないのだった。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
翌日になると、ほとんどの受験生が復活し、
またクラスの明るさも倍増した。
美「受験お疲れ~ぃ★ どーだった??」
勇「疲れた。けど、楽勝だったし!!」
理「理央は、まあまあだったかな~」
圭「そんなお気楽でいーや…
俺なんか風邪欠だし」
茜「そんなこと、自業自得でしょっ」
美「じゃ、みんな合格発表が楽しみですねー^^」
そんな明るく楽しい時もつかの間、
悲しい事実が待っているということは
誰も知らなかったのである。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
それから何週間がたった。
現代の合格発表はネットで
見ることができるらしい。
⋯
[帰り道にて]
美「あれ、今日、
合格発表の日だったっけ?」
勇「うん、なんか
どーでもいいんだけどw」
勇太からすれば、複雑である。
美「えー?! でも、
ここまでいっておいて
落ちたーとか
そーいうのやめろよ!?」
勇「さーしらねw
それより、今日、お前んち
行かせてくんね?」
美「え、なんで?」
勇「合格発表みたいってのに、
パソコン禁止令が出されてて…」
どうやら勇太もネットで合格発表をみるようだ。
しかし、家でパソコンをやりすぎてしまい、
親からパソコン禁止令が出されたという。
美「あー、別にいいけど…
兄貴いますよ??」
勇「いーよいーよ、
むしろ、面白いし」
美「アイツのどこが面白いんだか…」
美玖が言う“アイツ”というのは
もうお察しのとおり、飛鳥のことである。
勇「と、いうわけで、
帰ったらお前んち行くから
よろすぃくっ!」
そう言い、勇太はさっさと家に
帰ってしまうのであった。
――自分勝手なヤツー…
まーでも、悪くないかw
そんなことを思いながら、
家に帰ると、陸が既に帰宅していた。
陸「おかえりー」
美「ただいまー」
大学生の陸が先に帰宅している
というのも当たり前なのだが…。
美「あ、今日、勇太来るからー」
陸「なぜに?」
美「諸事情によりパソコンが使えないそうで、
合格発表をうちで見たいんだとさ」
陸「そーいや勇太君、受験だったんだ…
大変だね;;」
美「本人曰く、楽勝だったらしいけどw」