恋バナ、恥じらい。
解散してからも理央と茜はずっと喋っていた。
まだ先生がプールの整備をしていて、
来ていなかったので休み時間ではあった。
理「ねえー茜っちってさぁー大樹くんの事好きぃ?
皆が居たからさっきは聞けなかったけどー」
すると、茜の顔は真っ赤になり全否定した。
茜「ななななな!! ん訳ないじゃん!
なんでアイツを好きにならなきゃ
いけないの?!*///////」
すると、前の席の志保田圭介が後ろを振り返り、
圭「ははーん♥ 俺お前の秘密いーっぱい
しってるけど⋯その情報はしめたぜっ」
茜と圭介は幼稚園も同じ幼馴染で、
お母さん同士仲も良く、小さいころから
よく遊んでいた。そのため、お互いをよく知る
関係でもあったのだ。
茜「あああー!! だだだだ、違うからね!?
大樹君は2位だもん///^^;」
理「2位?^^ じゃあ1位はだあれ?」
茜「え?! あ?! 知らない!! 態度に出るから⋯
見てれば分かるよ!! うん!!;^^=b」
圭「じゃあ、俺⋯お前の事ずっと見てるから☆」
茜「え?///////」
――まったく⋯/// 気障なヤツだ⋯。
そこに先生がやってきた。
先生「あれ? 暑くねーか??
ついにエアコンも死んだか。」
大樹「布団がふっとんだー!!!!!!!!!!」
坂田大樹が唐突にダジャレを発した。
みんな「わはははは!!」
先生「お前がダジャレで寒くしようたって無駄だぞ^^
翔太みてーなヤツがギャグやれば、
そりゃあ冷えかえるぞ!!!」
「そーだよ!!」 「早く翔太やれー!!」
美「しょこたん(翔太)も大変だわね。」
勇「しょこたんってなんだよしょこたん!
なんとかしょうこっていう名前だったら
分かるぞ!?
前のしょうたんの方がまだましだぜ⋯」
美「まーま、気にすんなよぉ^^
それより、」
翔太「布団がぶっ飛んだー!!!!!」
「⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯⋯」
「なんでぶっとんだなんだよ。」
「ダジャレになってないぞw」
勇「ははははは」
美「寒ぅー!!」
すると、知らないうちに美玖が
勇太の腕をつかんでいた。
勇「?? なんで俺の二の腕掴んでんだよ⋯」
美「え? いやあの⋯マジで寒かったから⋯
ほら!! アタシは細いから♥(笑)」
勇「なんだよ⋯デブのくせしてよおー
大体俺の方が痩せてるっての☆」
美「あんたはちびだから、標準なだけよ?^^」
勇「お前は全部デカいんだ!! 縦も横も態度も!!」
美「なんだと?! お前の能は悪口しか言えねえのか」
と、同時に美玖が軽く勇太の頭をたたいた。
2人とも、冗談ではあったのだが⋯。大声だった。
歩「まーまー、お2人さん、喧嘩はおやめなさい^^」
すると、2人は頬を膨らませ、「はい」と返事をした。
その一部始終はクラスの全員見ていた。
茜「あの2人⋯⋯ラブラブだね。」
理「ねぇ⋯理央、分かった!!
(茜っちって圭ちゃんが好きなんでしょ?)」
耳元で話したため、圭介には聞こえなかったようだ。
しばらくすると、茜は顔赤らめ、コクンと頷いた。
そして、人差し指を口に当て、
「いっちゃ駄目だよ」というような顔をした。
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※登場人物、場所、団体名はすべて実在のものとは関係ありません。