メール、驚愕。
勇「ただいまぁー★ お土産でーい」
「「「「おおーー!!!!」」」」
勇太たちが帰ってきたのは3時頃だった。
歩「お土産ってなーに??」
茜「2時間も何やってたのさ?」
勇「それはですねー」
勇太はガサガサと大きな袋から
ぬいぐるみやらお菓子やらを取り出した。
勇「ぜーんぶ、クレーンゲームで取ったのさ」
圭「さすがゲーマーですこと」
圭介はたくさんの景品を手に取り、苦笑していた。
勇「好きなもの、テキトーにとっちゃっていいから」
美「あたしたちは、あまりものでいいから」
理「それはありがたいですこと」
すると皆次々に好きな景品を取っていく。
⋯
勇「おめーら、ホントに好きなもんだけ
とってっただろ⋯w」
みんな好きなものを取って行った挙句、
残ったのはおもちゃと大きなぬいぐるみだった。
美「お菓子食べたいと思ってたのに⋯」
歩「あ、じゃあいいよ;; あゆのお菓子、
みんなで食べようっ」
圭「じゃ、俺のもあげる」
理「理央のもっ」
茜「じゃあ」
結局はみんなでお菓子を食べることになった。
が、1つだけ解決できないことが⋯。
勇「このぬいぐるみはどーしろってんだよ⋯w」
勇太は大きなぬいぐるみを睨みつける。
茜「いいじゃーん♪ 勇太ん家広いでしょっ」
理「そ、そうそう、理央ん家だと
お母さんに怒られちゃうから⋯」
美「あたしの家じゃせまいから、
ほら、ここならおけるでしょっ」
勇太を煽てて勇太の家に置く作戦だった。
勇「いいよもう!!^^╬ 俺ん家に置けばいいんだろ?
俺ん家広いも~ん♪ だから怒られないっ」
結局、勇太がやけくそになり、みんなも賛成した。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
勇太と美玖は門限がないため、
みんなを家まで送って行った。
すると美玖の携帯が鳴った。
携帯を開けると、一通のメールが来ていた。
勇「ん? 誰?」
勇太も、顔を近づけ一緒に見ている。
美「あ、茜だ」
内容を見ると、
[いま、勇太いない?]
という簡潔な文だった。
勇「バリバリいるんですけどw」
しかし、美玖の指は今の状況と全く違う言葉を打った。
[いないけど、なんで?]
美「送信。っと」
勇「え? なんで?」
美「いいのいいの^^
面白いでしょー」
すると5秒ぐらいでまたメールが来た。
[実はね⋯ その⋯]
改行が何回もされていて、
下にスクロールするのが面倒臭い。
[美玖たちが居ない間に、告られたんだ♥]
文の最後には可愛い絵文字まで付いている。
勇&美「はぁ?!」
[誰によ!?]
そう送ると、
[け・い・す・け・♥]
とかえってきた。
勇「は!?」
美「怖い怖い怖い怖い!!」
勇「あいつがなんで!?」
勇太と美玖は、驚き以外の感情は全くなかった。