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フェイク  作者: ひなの.com
58/67

複雑、迷い。


このままずっと平和に卒業式を迎えるのだと


誰しも思っていた。が、現実はそううまくいかなかった。


時がたつにつれ、教室は静電気が何回も起こっているかのように


ピリピリモードが充満した。原因はもちろん受験生だ。


しかし勇太はむしろその逆で、それでも受験生か


というぐらいに気楽モードであった。


美「お前それでも受験生かこのっ!」


勇太をグーで軽く殴る。


美玖は心配する母親のように、


頬を膨らませ腕を組んでロッカーに座っていた。


勇「ダイジョブダイジョブ~♪

  俺、神だから♥」


その美玖の横で、勇太は窓から外を眺めていた。


美「そーいや、あんた何処の中学行くの?」


勇「ん? 結構頭いいとこで、

  模擬だと5割って言われちった⋯

  けど、俺本気出すし!!」


美「今まで本気出してなかったんかい⋯;」


勇「お前は??」


美「あたしはすぐそこの東中よ」


勇「あー、俺、受験落ちたら

  そこ行くんだよね」


美「そう⋯」


美玖はなんだかその言葉を聞いて複雑な気持ちになった。


勇太が受験に受かれば、一緒に喜ぶことができる。


が、その反面、学校は離れ離れになってしまう。



 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆



まちにまった冬休み!!! では、


仲良し4人組といつもの男子2人で


ほぼ毎日遊んでいた。


今では、仲良し6人組のようになっている。


遊ぶ場所はいつも決まっており、


殆ど美玖の家か勇太の家だった。


二人の家にはゲームソフトがずばぬけてあり、


それにハマった他の4人が毎日のように


田中家と佐藤家をリクエストするのは


言うまでもない。


しかも、


勇「ご主人様にはゲームもやらせてくれねぇのか」


美「そうよそうよっ! 提供者である

  あたしたちがいるから、ゲームができるのっであって――」


しかし、そんな話は誰も聞かず、


棚の中にある数百本に及ぶゲームソフトをセレクトしている。


美「やっぱ聞いてないや⋯」


勇「そろそろひきこもりはやめて

  どっか外行こうぜ。」


美「自分家(じぶんち)で何しても面白くないっ」


勇「俺たち、ちょっと外行ってくんわ。

  留守番頼んだ」


すると、唯一ゲームではなく


読書をしていた歩が返答する。


歩「いってらっしゃいませご主人様。

  ⋯⋯なんてねっw」



 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆



勇「なーんて出てきたけど、」


勇&美「結局行く場所ないじゃん!」


勇「でもひきこもりは体に悪いぜ」


美「ノイローゼになっちゃいますぜ」


勇「まぁいいや⋯とりあえず、

  ゲーセンでも行くか。」


美「え?やだよー。この前変な人に絡まれて

  ⋯トラウマが⋯ひぃっ」


勇「俺がさせねぇからダイジョブだっ

  さ、いくぞ~」


美「え~?」


勇太は美玖の手を引っ張る。


美「まぁいっか⋯」


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