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フェイク  作者: ひなの.com
44/67

異変、過去。


勇「付き合うことになった。」



「えぇぇぇぇぇー?!?!?!」


感激の声や驚愕の声が湧いた。


悔やむように睨む遥の姿もあった。


遥は、拳を強く握り締めていた。


この突然の報告について、


クラスメートはもちろん、


担任の河原先生も驚いていた。


その中でも、美玖が一番驚いていた。


美「な⋯何言ってんのよ!?」


顔を真っ赤に染め、勇太を何回も軽く殴っていた。


勇「なんだよ!? 告白されてパニックに

  なってたくせに!ww」


その発言に美玖は少し動揺したが、


美「そ、そんなっ⋯/// でも、勝手にチューして

  勝手に怒ってたのはあんたでしょうがっ!!」


勇太は墓穴を掘ってしまった。


そして二人はもっと赤くなる。


勇「俺がいつそんなことしたか?!///」


美「お祭りのっ―――」


勇「ちょっ、おまっ!」


美玖はそこまで言いかけたが、勇太に


口を押さえられてしまった。


美「バカバカバカバカ!!///」


勇「おっお前のほうが馬鹿だ!!」



それでも、一番安心していたのはこの4人だった。


理「はぁ~⋯」


圭「やっとくっついた⋯」


茜「長かったわ⋯約1年。」


歩「そんなに長かったんだ!」


茜「私なんかはとくに、二人の気持ちを

  ずっと前から知ってたから⋯」


圭「俺たちの協力が実ったかっ^^」


理「小学生でカレカノなんて、やるじゃん★」


すると、強引に遥が話に割り込んできた。


遥「俺はそうは思わないけどな。」


半分キレ気味の声でそう一言残し、


教室を走り去ってしまった。


歩「遥くん!?」


その歩の声に、みんなの視線が集まる。


歩は遥を追いかけようとしたが、体の小さい歩は


すぐに圭介に取り押さえられてしまった。


圭「あんな奴、放っておけばいいさ⋯。」


周りのみんなは呆然としていた。


遥は走る拍子に美玖にぶつかった。


しかし、遥は美玖に謝ることもなく


美「ちょ、ハル?!?!」


教室を出て行ってしまった。


勇「なんだあいつ⋯。」


美「ちょっとあたしいってくる!!」


勇「なんて?」


美「⋯とにかく⋯。 幼馴染だもの⋯。」


すると、遥を追いかけて行ってしまった。


勇「ちょ?!」


茜「あの子もやっぱり放っておけないのね

  まぁ、そういう性格だから

  仕方ないんだけどさ⋯。」


勇「え?」


振り向くと、いつの間にか茜がいた。


なぜか心配そうな眼差しで見ていた。


茜「それより、よかったじゃん!」


すると、さっきまでとはうってかわって


また満面の笑みで勇太に親指を立て、


「グッジョブ!!」と示した。


勇「お、おう⋯」


すると、茜は懐かしむように、


茜「あんた、いっつもは

  私に相談しにきてもんね―――」


と、腕を組みながら呟いていた。


勇「あの⋯」


茜「え?」


勇「俺の過去を暴くような発言は

  やめてください⋯/////」


下を向いていたが、おそらく


顔を赤らめていることはわかった。


茜「あ、ああw」


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