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フェイク  作者: ひなの.com
42/67

警告、悲鳴。

[翌日]


チュンチュンっ


「ふふぁーぁ」


美玖は小鳥のさえずりと共に気持ちよく起きた。


と思えば、目の前にはドUP(アップ)の飛鳥の顔が。


美「うわわわわ! キモいっ!!

  マジキモいっ!!」


美玖はあわてて飛び起きた。


美「お前何やってんだよ!

  お前何やってんだよ!

  何!? *シスコンか!?」


(*シスコン⋯

 シスターコンプレックスの略。)


飛「シスコンはあの天使もどき(陸)だろ?!」


美「何言ってんの、あのコはもどきなんかじゃなく、

  充分天使です!! それに比べて何?

  あんたなんか堕天使じゃないの!!」


飛「何言ってんだ、俺はキリスト教じゃねぇしw

  あ、でも、*ロリコンではあるかもしれん///」


(*ロリコン⋯

 ロリータコンプレックスの略)


美「何顔赤くして言ってんだボケェ!!!」


飛鳥は美玖にいろいろと攻撃された。


叩かれたり、けられたり、別の意味で叩かれたり⋯。



飛「本題に戻ります。」


美「何が本題じゃ!」


飛「勇太君とはどうなりましたか?

  10秒以内に正直に答えよ。」


美「⋯は?!」


どうやら飛鳥は美玖と勇太の関係が


気になって、朝起きるのを待っていたという。


飛「10、9、」


美「え、え、え、

  まぁ⋯昨日はいろい⋯」


飛「終りょーう!」


美「てんめっ!! 実質4秒ぐらいしか

  数えてねぇだろ!!」


飛「ごめんごめんごめんごめん!!

  はいもういいでしょ!?

  俺5回謝った⋯いや、6回か?」


美「黙れボケェ!!!!」






☆◤◢◤◢◤◢◤◢☆しばらくおまちください☆◤◢◤◢◤◢◤◢☆






飛「まさか⋯鼻血出ると思わなかった⋯;」


美「自業自得って言葉にぴったりだわ!!」


飛「わかった! ごめんってば!!

  だから⋯結局勇太君とはどうなったの!?」


そう言えば全然話が進んでなかった。


美「え、え、え、えーっと⋯あの⋯その⋯まぁ⋯」


美玖は昨日のことを話そうか、困惑していた。


すると、飛鳥がしつこく聞いてくる。


飛「どこまでいった? チューした?」


美「ちょっと1回黙ろうよ。」


飛「ベットインした?」


美「だから黙れっつってんだろ。」


美玖からは怒りのオーラがモロに出ていた。


それを察知した飛鳥は


飛「あ、すんまそん。」


と、正直(?)に謝った。


美「え--⋯っと⋯; その⋯」


それでも、一応兄弟仲でもあるので、


かくかくしかじか全て話した。



美「というわけなんだけど⋯」


飛鳥はしばらく美玖の顔をまじまじ見ていたが、


飛「えええええーーーーーーーーーー!!!!!

  俺だってチューしたことないのに!!」


その悲鳴たる声が田中家に響き渡った。


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