警告、悲鳴。
[翌日]
チュンチュンっ
「ふふぁーぁ」
美玖は小鳥のさえずりと共に気持ちよく起きた。
と思えば、目の前にはドUPの飛鳥の顔が。
美「うわわわわ! キモいっ!!
マジキモいっ!!」
美玖はあわてて飛び起きた。
美「お前何やってんだよ!
お前何やってんだよ!
何!? *シスコンか!?」
(*シスコン⋯
シスターコンプレックスの略。)
飛「シスコンはあの天使もどき(陸)だろ?!」
美「何言ってんの、あのコはもどきなんかじゃなく、
充分天使です!! それに比べて何?
あんたなんか堕天使じゃないの!!」
飛「何言ってんだ、俺はキリスト教じゃねぇしw
あ、でも、*ロリコンではあるかもしれん///」
(*ロリコン⋯
ロリータコンプレックスの略)
美「何顔赤くして言ってんだボケェ!!!」
飛鳥は美玖にいろいろと攻撃された。
叩かれたり、けられたり、別の意味で叩かれたり⋯。
⋯
飛「本題に戻ります。」
美「何が本題じゃ!」
飛「勇太君とはどうなりましたか?
10秒以内に正直に答えよ。」
美「⋯は?!」
どうやら飛鳥は美玖と勇太の関係が
気になって、朝起きるのを待っていたという。
飛「10、9、」
美「え、え、え、
まぁ⋯昨日はいろい⋯」
飛「終りょーう!」
美「てんめっ!! 実質4秒ぐらいしか
数えてねぇだろ!!」
飛「ごめんごめんごめんごめん!!
はいもういいでしょ!?
俺5回謝った⋯いや、6回か?」
美「黙れボケェ!!!!」
☆◤◢◤◢◤◢◤◢☆しばらくおまちください☆◤◢◤◢◤◢◤◢☆
飛「まさか⋯鼻血出ると思わなかった⋯;」
美「自業自得って言葉にぴったりだわ!!」
飛「わかった! ごめんってば!!
だから⋯結局勇太君とはどうなったの!?」
そう言えば全然話が進んでなかった。
美「え、え、え、えーっと⋯あの⋯その⋯まぁ⋯」
美玖は昨日のことを話そうか、困惑していた。
すると、飛鳥がしつこく聞いてくる。
飛「どこまでいった? チューした?」
美「ちょっと1回黙ろうよ。」
飛「ベットインした?」
美「だから黙れっつってんだろ。」
美玖からは怒りのオーラがモロに出ていた。
それを察知した飛鳥は
飛「あ、すんまそん。」
と、正直(?)に謝った。
美「え--⋯っと⋯; その⋯」
それでも、一応兄弟仲でもあるので、
かくかくしかじか全て話した。
⋯
美「というわけなんだけど⋯」
飛鳥はしばらく美玖の顔をまじまじ見ていたが、
飛「えええええーーーーーーーーーー!!!!!
俺だってチューしたことないのに!!」
その悲鳴たる声が田中家に響き渡った。