願い、成立。
勇「やっぱお前のこと⋯」
美「⋯」
勇「好き⋯かもしれない。」
予想に反した言葉だった。
美「え、何その曖昧な感じ!?w」
勇「いや⋯その⋯」
恥ずかしいのか、勇太は頭を掻いている。
美「ばーかっ」
勇「え?」
勇太はびっくりした。
美「なんで⋯そんなん普通に言えないんだよっ」
美玖は小声でぶつぶつ喋っていた。
勇「んなっ! お前だって言えんのか!?」
すると、美玖は
美「いっ⋯いっ言えるわ!!」
と言ってしまった。
勇「じゃあ⋯いってみろ」
美「⋯なんてよ?」
勇「お前の思うように言えばいいだろ?w」
美「⋯⋯えええええー?!
ちょっ、ちょっと待ってね?」
美玖の顔はどんどん赤く染まっていく。
勇「うん、いいけど」
美「⋯よしっいくよ?///」
勇「お、おうw」
美「あ、あたし⋯あんたのことが⋯す」
と、言いかけたその時。
美「⋯ん⋯」
勇太が美玖の唇に、そっとキスをした。
一瞬のことだった。突然のことだった。
そして、びっくりしてしまい、
美玖は硬直してしまった。
それを見た勇太は、ぷぷっと笑い、
勇「あー、もういいから!w
何固まってんだよ!!」
美「んなっ! 何してんのよ?!///
こんなことされて⋯
固まるのが当然のリアクションでしょうが!!」
勇「何言ってんだw
だったら、予告してからやれってか?」
美「あーもう! 通じないなぁ!!」
勇「通じなくて結構ですぅー!」
美「あ、何その目。
こいつマジうっざい!w」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「「「「うわーお⋯」」」」
みんなで顔を見合わせた。
理「今の見た!?」
歩「見てるこっちが恥ずかしくなるよ⋯///」
圭「さすがプレイボーイだ⋯」
歩「プレイボーイって何?」
圭「え、、、、;」
茜「あゆ、そういうのは、不器用な男子に聞くより
器用な女子に聞くのよ!!」
歩「で、何?」
茜「⋯なんかいいたくないw」
歩「えー!? 理央ちゃんは?」
理「そーいうことはwikipediaで調べるのだね」
歩「えぇー?!」
すると、圭介が
「オホン!」
とせき込み、改まった。
圭「あいつら集合時間なんて覚えてないみてぇだ⋯。
親御さんには言ってあるから大丈夫だけど、
いつになったら帰るんだ?」
「「「しらね」」」
圭「いや、しらねーじゃねーよ!!
そこ一番大切な所だろ!?」
すると、女子3人は、
圭介を軽蔑するような目で
茜「違うよ、一番大切なのは
あの二人の関係でしょうが!」
理「それに、今はいいっちばん重要なの!」
歩「そっかぁー、修学旅行があるもんねー」
といった。
圭「え!?」
圭介は、これから控える修学旅行のことを
すっかり忘れていたようだ。
圭「⋯女子ってそんなとこまで狙ってんのか⋯
怖ええぇぇぇ!!w」
すると、
茜「黙れ。」
と茜に頭をたたかれた。
圭介は改めて女子の怖さを知った。(笑)