ドキドキ、前触れ。
「じゃあ、まず、どこいくのー?」
のんきな女子3人組はそんな話でもめていた。
茜「もちろん、あの3人を尾行するのさ」
理「だけどばれるよ?」
理央は、たまには3人きりにしてあげようと
提案していた。
歩「あでもね、今日、圭介君は
途中で抜けなきゃいけないんだって
いってたよー?」
茜「じゃあ⋯2人きりのチャンスじゃないか⋯♥」
理「じゃあ、なんか買って食べながら
観察しようよぉ」
歩「テキトーに歩いてたらいいよね^^」
一応、作戦は決まったようだ。
「じゃ、まずは向こうに⋯」
「えー!! やっぱあんず飴じゃない?」
「でも、チョコバナナもおいしそうだよ」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
美「お腹すいたー!」
圭「でたよ⋯もう⋯なんで大食いのこいつを
連れなきゃいけないんだよ!」
勇「まー、いいじゃん、
金とられるわけじゃあるまいし⋯」
圭「でもいろんなところあるかされるぜ?」
美「じゃあ独りでさびしく楽しんでりゃいいじゃん!」
圭「そりゃ⋯ちょっと」
美「だったら文句言わずについてくるの!」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
とりあえず、目に付いた食べ物の屋台では
最低でも美玖がかっていた。
「いつもありがとねっお譲ちゃん」
美「いえいえこちらこそっ★
ありがとうございます^^」
人づきあいが割といい美玖だと、
サービスしてくれる店もあった。
美「ジャジャーン! ほら見て^^
勇&圭「おー!(棒読み)」
美「あたしのおかげであんず飴が3個!!
お友達の分も、って言われたんだよ」
勇「これで何個目だよ⋯w」
圭「結構元取ったわww」
美「何ボンボンが言ってんの」
勇「あんなドでかい家にすみやがって」
圭「外見だけだよっ
そしたらお前らんちも元ホテルだろ?」
勇「まぁ⋯」
美「いいじゃんっ♪」
一向⋯
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
歩「3人で仲良くあんず飴ー」
女子3人は、茂みの裏にいた。
茜「でもさー、やっぱり、
二人ずつのほうがよかったんじゃない??」
理「でも、うちらが勇太君と一緒になっても⋯」
茜「そこは運命とか⋯さ?w」
すると、歩が何かを取り出した。
歩『Kei.This is.Haayu.Radio check.over
(無線の感度をチェックします。)』
理「ん? なにそれぇ」
よく見ると、トランシーバーのようだ。
茜「ハンズで買ったんだってさ」
すると、その無線から
『This is.Kei.Your voice.Loud.and.Clearing.How do you?.here me.over
(感明ともに良好です。そちらの方は?)』
と、声が聞こえた。
理「だれと無線してるの?」
茜「圭介だよ」
歩『This is.Haayu.Your voice.Loud.and.Clearing.out
(こちらも良好です。)』
理「二人とも英語うまっ!Σ」
茜「一応頭いいもんね⋯二人は;」
こうして美玖と勇太の知らないところで
地道な作戦が実行されていた。