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フェイク  作者: ひなの.com
38/67

閉店、延長戦。


3時間後⋯


「「「「「「やっとおわったあ!!!」」」」」」


せんべいが完売してしまい、ソースせんべいの屋台が


1番初めに閉店してしまった。


茜「また、こんなにもらっちゃっていいんですか??」


「いいのいいの^^ こんなにお客さんが来たのは、

 君たちのおかげだからっ♪」


理「それならよかったです^^」


地域から、お手伝いのお礼として


図書カードやお菓子などが贈られた。


現在の時刻は8時14分だった。


美「じゃーそろそろ帰り⋯」


と言いかけたとき、勇太を除くみんなの視線を見ると、


残念そうな顔をしている。


美「ませんよねっ^^ あはは;」


美玖はそう言い、ごまかした。


まだ遊び足りないようだ。


理「みんなお金持ってきたー?」


「「「「「はーい!!!」」」」」


圭「じゃあ、みんなで屋台回ろうぜ」


美「じゃあ2つのグループに分けようっ^^


歩「グーパー」


「「「「「「ジャス!!!」」」」」」


歩はパー。


圭介はチョキ。


理央はパ-。


茜はパー。


勇太はグー。


美玖はチョキ。


美玖と圭介は実質グーということになり、


うまくわけることができた。


圭「OK!!」


と思いきや、


美「なんで男子が散らばらないの?」


美玖は自分が女子1人だけということに


不満のようだった。しかし、女子は


茜「いいじゃーん^^」


歩「(勇太君も一緒なんだしさ)」


理「(圭介君は邪魔かもしれないけど⋯w)」


と、からかっていた。


美「んもーう!! わかったよ!!

  どうせ変えてくれないんでしょ?!^^╬」


茜「それでいいのですよ」


そんな会話をよそに勇太と圭介は⋯


圭「がんばれよ^^

  俺なんか気にするなっ」


勇「何をがんばるんだよっ!」


圭「そりゃあもちろん⋯告は⋯」


勇太は危ないと思い、あわてて圭介の口を押さえた。


勇「お前馬鹿か?!」


圭「いいえ、まったくもって」


勇「お前の好きな人こいつらにばらすぞ?」


その言葉を聞き、圭介はあわてて謝る。


圭「あわわ! すいません!

  絶対にそれだけは言うな!!

  お前しか知らないんだから⋯」


勇「それでいいのですよ」


理「茜ちゃんも勇太君もドSですなー」


2人が両思いだと知っていない者は1人も居なかった。


しかし、お互いが素直になれないために


前に進めていなかった。それを茜、理央、歩、圭介が


応援してくれていることは2人も分かっていた。


歩「じゃあ⋯9時になったら戻ってきてね」


理「あと⋯途中で抜ける人は、

  グループの人に告げてから帰るように!!」


茜「じゃ、うちらいってきまーす」


「「「ばいばーい」」」


3人とも、楽しそうに手を振っていた。


美「僕も入れてください⋯」


美玖は、置いていかないでー、と手を伸ばす


そんな美玖を圭介は止めた。


圭「お前はダメだっ!」


勇太は嫌そうな顔をしていた。


美玖と一緒なことが嫌なのではなく、


からかわれることを嫌がっていた。


勇「これも、運ってか?」


圭「勇太君、大正解!!」


すると二人は


勇&美「ちょーっと、黙ろうか?」


と、2人掛かりで軽い圭介を引きずる。


圭「え? 俺のこと連れてってくれるの??

  ありがとう!!」


圭介は満面の笑みでそう言ったが、


美玖の平手打ちによりすぐに笑みは消えた。


圭「いだだ⋯」


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