TKG、NBG。
題名の意味が、よーくわかります。
で、結局、口論になった末がこうだ。
飛鳥が遅くて陸が代役になり朝食を作ることとなり、
出てきた料理が⋯
飛「え、これマジで作ってんの?」
陸「お前らの喧嘩を元に作っただけだもん」
美「なにこれ⋯【卵ぶっかけ残飯】みたいなんですけど。」
陸「残飯なんてひどいなぁ、
これは、【列記とした炒飯】だ。」
勇「【卵ぶっかけ残飯】より本家の
【卵かけご飯】食べてーっ><。」
美「ってか麻婆の件が消えたんだけど。」
陸「まぁ、まぁ、卵に包んだチャーハンだぜ?
俺的には超ベストなんだけど♪」
飛「おいおい、ここに一人で盛り上がっちゃってる人が
若干1名いるんですけどー!」
勇「ってかチャーハンって卵入れて混ぜてんだよな?
卵IN卵じゃねーか」
美「ま、いーわ、もう食べるから。」
すると、美玖は毒味をさせられているかのように
その【列記とした炒飯】を食べた。
味は⋯
美「何このなんとも言えない感じ。」
案の定。
続いて食べた飛鳥は⋯
飛「これ、ケチャップかけていい感じのヤツ?」
などと言っていた。
その後、いろいろ工夫をして食べたものの⋯
「なにこれ」「微妙」ばかりで、
【何でもぶっかけご飯】と化していくのだった。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
勇「やべぇ、胃もたれ⋯」
飛「なんでもぶっかけたら、
どんどんかさ増しただけだし」
陸「作った俺も後悔した」
美「お前が言うな⋯」
みんな、和室でげっそりしていた。
そのまま横になっていると、
飛鳥がいつのまにか寝ていた。
美「早っ」
そんなことを言っている間に、
勇太と陸も寝てしまった。
美「なんだよ⋯みんなして。」
仕方ながらも、毛布をかけてあげた。
美「一番疲れてんのはあたしだってのに⋯」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「ふあーっ⋯」
1番に起きたのは、飛鳥だった。
まだ寝起きで、目をぱちくりぱちくりさせていた。
時間を確認すると、10時23分だった。
飛「もうこんな時間?
ってか昼飯決めてねえし⋯」
飛鳥は、何かと役に立つ陸をバシバシ叩いて起こした。
陸「いてーなっ>< ん?
何? 寝起きドッキリ?」
飛「お前にそんなことやるか。」
陸「ってか昼飯どーすんの?」
飛「だからそれのために起こしたのっ」
陸「で、美玖はどこよ?」
飛「さぁ⋯?」
陸はそのまま立ちあがり、美玖を探しに行くと⋯。
美玖は机で寝ていた。
陸「こんなところで寝てたら風邪ひくじゃん⋯」
飛「ダイジョブだよ、○○は風邪をひかないっていうだろ?」
陸「⋯お前が言えるか。」
飛「言えるんだなっ」
陸はそれでも毛布をかけてあげた。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
勇「ねー、なんでまだ飯食べれないのーっ?」
現在[AM:12.06]
飛「ずうずうしいなぁ、コイツが起きねーと
何食うか決めらんないんだよ⋯」
陸「それにしても起きないですねー。
"眠れる森の美女"ですか?」
飛「こいつは美女じゃねえぞ、悪魔だ。」
勇「激しく同感!」
陸「でもそろそろ起こさないと⋯」
飛「こいつ、1回寝ると5時間は起きねーもんな⋯」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
「おーいお嬢さん、そろそろお目覚め⋯」
美「え?」
ガツッ
美「痛っ⋯!?」
頭上には、飛鳥がフライパンを構えていた。
飛「ったく⋯おめーが起きねーからメシも食えねぇ⋯」
陸「で、何がいいですかー?」
勇「何がじゃねえよ! メシだよメシ!!」
美「ああ⋯えー? TKG。」
その言葉を聞いた瞬間、その場が凍りつきそうだった。
陸「え⋯?」
勇「さんざん待って卵かけご飯?」
飛「フライパンの意味は⋯」
美「フライパンかんけーねーし」
と、いうわけで、昼食はなんと卵かけご飯となった。