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フェイク  作者: ひなの.com
25/67

長所、短所。


バタンッ!


和室に無理やり来させられ、


思いっきり扉を閉められた。


美「扱いが随分雑だぜ⋯」


勇「お前のせいだろっw」


美「はぁ!? あんたのせいよっ!?」


勇「はいはいはいはい、もう夜なんだから⋯

  お嬢さん、ちょっと静かにしましょうねーっ」


美「ふんっ!」


2人は相変わらずの調子だった。


飛「よく自分の気持ち伝えといて⋯

  あんなに仲がいいわな⋯」


陸「それがあいつの長所なんだよっ^^」


飛「そう⋯なのか。

  初耳だぜっw」



 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆



勇「で? どうするよ。」


美「寝ればいいじゃないっ

  あと、ここからこっちに来ないでよねっ(。・ˇ‸ˇ・。)

  また兄貴やクラスで噂になっても困るから!!」


そういい、美玖は畳の目に沿って指でなぞった。


勇「もう噂に十分なってんだよっ。

  お前のせいでなーっ」


美「何よっ! ちっともあたしのせいじゃないわ?!」


勇「そんな顔真っ赤にして、よく言えるぜ★」


美「え?///」


そのような言葉を聞くだけで顔を赤くする美玖に、


勇太は面白がっていた。


美「⋯とにかく!! 電気消すわよ!?」


勇「はいはいはい、

  それが寝るテンションってか。」


美「悪かったですねーっ」


カチャッ


電気が消えた。


美「ぎぃやぁあぁぁ-------!?!?!」


勇「ふえっ?!?!?!

  何すんだよっ!!」


なんと、美玖が恐怖のあまり


勇太にすがりよっていた。


カチャッ


勇太はあわてて電気をつけた。


美「はぁ⋯はぁ⋯」


勇「おめぇが境界線破ってどーすんだよっ!!^^╬」


美「うわぁ!!」


美玖は、尻もちをついた。


自分が勇太に抱きついていたことにびっくりしたのだ。


勇「だ⋯ダイジョブかよ⋯ww」


美「ごめんごめんごめん⋯

  暗所恐怖症で⋯ダメなんだよ⋯

  暗いところが⋯」


勇「俺も⋯実は⋯暗所が苦手なんだ⋯」


美「あんたも同じかよっ

  まぁいいや⋯境界線はなくすから⋯

  その代わり⋯」


その時、美玖は勇太と手をつないだ。


美「あたしを安心させるのよっ」


勇「おめっ⋯汗ばんでんじゃねえかよ⋯」


美「い⋯いいからっ!;

  で⋯電気はあんたが消すのよっ」


勇「わ、わかったから、落ち着け!」


カチャッ


美「ひぃっ!?」


勇「落ち着け⋯」


勇太は美玖の両手を持ち、気を落ち着かせてあげた。


美「⋯/////」


まさか、好きな人にこんなことをされるとは⋯。


勇太も勇太で恥ずかしかったが、


美玖に騒がれちゃあこっちも困ると思った。


美玖も手を握り返した。


勇太は自分も怖かった。


だから、もっと強く手を握った。


美「イタイイタイイタイイタイ!!

  これじゃ眠れやしないわよ!!」


勇「ごめんごめんごめん!w

  俺だって怖いんだからよぉ!」


美「ごめん⋯」


いつの間にか、二人は近寄っていた。


美「あたし⋯なんで背が大きくなっちゃったのかな。」


勇「え?」


いきなりの話で、勇太は驚いた。


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