2人きり、再び。
勇「あ、今、母から承諾が。」
陸&飛「いえーい」
2人はハイタッチした。
美玖は、相変わらず呆れ顔だが。
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
美「あーもぉ意味わかんね」
風呂に入った後、リビングにて4人でUNOをやっていた。
勇太は案の定、楽しそうだ。
というより、家族のように馴染んでいる。
勇「おいっ、次、お前の番だぞっ」
美「あ、わるいわるいw えと⋯」
美玖が出したのは⋯。*WildDrawFoulだった。
(*WildDrawfoul⋯
現在の場札の色を指定できる上に
次の手番の者に山札から4枚取らせることのできるカード)
飛「おいてめぇ⋯」
美「いやいやいやいやw」
飛鳥はWildDrawFoulを持っていなかった。
それを引き金に、飛鳥地獄が始まった。
飛鳥をSkipで飛ばしまくったり、
Reverseで、飛鳥直前で
手番が反対回りになったり、と。
生憎、飛鳥はビリっけつとなった。
陸「じゃあ⋯そろそろ寝ますか⋯?」
美「そーだねっ」
飛「なんで俺だけ後味悪いん??」
勇「まーいいじゃんっ」
陸「それより、
お2人さんはこれからですからっ」
飛「そだねっ、また明日~♪」
バタンッ
陸と飛鳥は、和室へいってしまった。
「「⋯⋯」」
2人は、顔を見合わせた。
勇&美「え~~~!?!?」
勇「泊まるうえに一緒に寝るってか!?」
美「そんなのありえないわよ!!」
そう言い、2人は和室を叩くも、
ドアを開けてはくれなかった。
もう1度、2人は顔を見合わせた。
その顔を見て勇太は笑った。
すると、美玖もつられて笑っていた。
勇「別に⋯いつもと同じように
過ごせばいいだけ⋯だもんな??^^」
美「あんたたちが思うようにはなりませんよーだっ」
美玖は和室に向かってそう叫んだあと、
勇太とともに部屋に戻った。
飛「そんなこといってよぉ⋯
仲良しじゃねーか☆」
陸「いいじゃねえかっ」
◆ ◆ ◆ ◆ ◆
美「で、これからどーする??」
勇「えっΣ なんかすんの!?」
勇太は予想以上に驚いていた。
勇「そもそも⋯お前、風邪引いてたんじゃなかったん??」
美「おかげさまで、治っちゃったわよっ!(`-ω-)」
勇「⋯そ⋯そっかw
それにしても、お前の寝顔はすごかったよ?」
美「え⋯見てたの!?///」
勇「悪いかよ⋯(好きな奴の寝顔ぐらい)。」
すると、美玖の顔はさらに赤く染まる。
美「ま⋯とにかく、寝ましょうよっ」
勇「それはいいんだけど⋯」
美「え?」
勇「俺、どこで寝りゃいいんだよ。」
美「あ。」
ベットは狭いし、部屋も狭い。
美「あ、あんたが⋯床で寝ればいいじゃない!!」
勇「は?! 床っつっても⋯
カーペット敷いてあるだけで、
ホントに床じゃねーか!!」
ガチャッ!!
いきなりドアが開いた。
飛「そんなことが起こると思って♥」
勇&美「え?」
飛「俺と兄ちゃんは、自分の部屋で寝るから、
お前らは和室で寝りゃいいよっ^^」
美「まぁ⋯そっちのほうが⋯」
勇「まだいいかな⋯」
飛「OK!! 交渉成立っ!!」
美「え?! 交渉って何よ」
こうして、勇太と美玖は和室で寝ることになった。