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フェイク  作者: ひなの.com
21/67

ゲーム、対決。


勇太は、美玖の部屋に戻ろうとすると、


飛鳥に呼び止められた。


飛「ねぇねぇ、お前の名前、なんていうの??」


突然のことで、勇太は少し戸惑った。


勇「佐藤⋯勇太ですけども⋯?」


飛「勇太かっ^^ いや、大した意味は

  ないんだけど⋯お前⋯

  (あいつのこと、好きか??)」


勇「えっ!! な、なんで⋯!?」


飛「雰囲気だよっ♥ オーラがね⋯

  こう、ピンク色に輝いてるぜ?」


勇「いやでも⋯不正解ってことでもない⋯です;」


飛「あ、俺と話すとき、敬語じゃなくていいからな^^

  俺も、勇太って呼ぶから」


勇「あ、ありがとうご⋯

  じゃなくて、ありがとう♪」


飛「あ、夕飯っと⋯じゃ、またな」


勇「お、おう!」


飛鳥は、小走りでキッチンへ行った。


勇「(俺⋯そんなにバレバレかな⋯?//)」


そんなことを呟きながら、美玖の部屋へ帰った。



 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆



勇「おまっ、何やってんの!?w」


美玖の部屋に帰ると、


なんと、美玖はゲームをやっていた。


美「え、あたし??」


美玖は、勇太のほうを振り向かずに返答した。


勇「いや、お前意外に誰がいんだよ⋯」


美「幽霊さん♥」


勇「あー、はいはい。

  で、なんでゲームなんかやってんの。」


美「楽しいからに決まってるじゃん」


勇「いやいやいや、君、病人だよね??

  おとなしく寝てなくていいんですか??」


美「だめじゃない??」


勇「だぁ⋯お前⋯なんで倒れたかわかってんのか?」


美「さぁ?」


勇「興奮してたんだろ?

  好きな人聞いたぐらいで顔赤くしてよぉ」


美「え?!///」


美玖はその言葉を聞いて、振り向いた。


勇「ほーら、真っ赤っか♪」


美「た、体質よ⋯」


すると、勇太がいきなり美玖の横に来て、


顔を近づけた。勇太の吐息がかかる。


美「わわっ!?!?」


勇「で、結局誰なんだ??」


その時、ゲームのキャラクターが


死んでしまった。


美「あーっ! あんたのせいで⋯

  ほら、1人の命が⋯犠牲に!!///」


勇「じゃーわかった!! こうしよう!!

  そのゲームで俺と2人で対戦して⋯

  負けたら⋯⋯

  もうこの先は言わなくていいな??」


美「(ゴクッ)⋯さ⋯さすが、ドS⋯;」


勇「OK!! じゃあ、始めるぞっ」


美玖がやっていたゲームとは、


プレイヤーもコンピューターも、


HP(ヒットポイント)があり、それを0(ゼロ)にすれば


勝利という、簡単なルールだった。


美「あたしは⋯ゲーマーだもの!!

  1日5時間はやるわ!!」


美玖がそう自分に言い聞かせると、


勇太は鼻で笑った。


勇「残念ですが、僕もゲーマーなんですよ、

  勝利の行方は分からない。ということで^^」


いよいよ、ゲームが開始した。


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