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フェイク  作者: ひなの.com
18/67

お見舞い、見合い。

出てきたのは陸だった。


勇「あ⋯僕、美玖さんの同級生なんですが⋯

  お見舞に行けと先生に言われたもので⋯ 」


陸「そんなに重症じゃないのに⋯

  心配かけちゃって悪いねーっ

  どうぞ上がってっ♪」


家の中に入ると、構造は同じであったが、


勇太の家よりスッキリしていた。


勇「おじゃましまーすっ⋯」


すると、飛鳥が振り向き、誰?というような顔をした。


陸「(お客さん来たから邪魔すんなよ??)」


飛「(何の用で?)」


陸「(美玖の御見舞だってさ。)」


飛「(なーに、アイツはモテるのか?)」


陸「(さぁ⋯? でもまさか男の子が来るとはね^^)」


美「なにみんなでこそこそしてるのよ!!」


自分の部屋から出てきた美玖は


勇太の姿を見て、あいた口が


ふさがらなかった。逆に勇太は


髪をおろしている美玖の、


いつもと違う雰囲気の美玖にドキっとした。


陸「お見舞いに来てくれたってよぉ。」


飛「お前にとは、一生に1度しかないことなんだぞ?

  このボーイフレンドにありがたく思え^^」


美「(ボーイフレンドって何よ!!)」


陸「あ、俺は、美玖の兄の陸です」


飛「俺も兄です。」


陸「もっと詳しくいえっ!!」


陸は飛鳥の頭をぺしっと叩いた。


どうやら、突っ込み癖は遺伝のようだ。


飛「こいつ(美玖)の1つ上の兄の、

  飛鳥っつって、

  身長は、今年抜かされました。」


美「そんなことはどーでもいいんだよっ!

  それより⋯とりあえず、部屋に⋯どうぞ⋯。」


なんだか堅苦しかったが美玖は部屋へ案内した。


ガチャ


飛鳥は美玖の反応が気になり、


ドアに耳をつけて盗み聞きしようとしていた。


そこを陸に注意された。


陸「おい飛鳥っ! ここはゆっくりさせてやれ。」


飛「わかんねーぞ??

  中でなんかあるかもしんねーっ」


陸「お前は何考えてんだよっ

  なんだ? 闇金でもやってんのか?」


飛「そっちじゃねーし。」


喧嘩は中にまで聞こえてくる。


美玖は呆れ、注意しに行った。


美「あんたらねぇ、あたしがそんなこと

  すっと思ってんの!?」


飛「思って⋯」


「思ってる」と言おうとした


飛鳥を、陸はあわててとめた。


陸「思ってないから^^

  思ってたとしてもコイツだけだからっ」


そして、陸と飛鳥は退いていった。



 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆



美「⋯で、あんたは何の用で?(-‸-`)」


勇「先生に⋯言われたんだよ

  お見舞いに行けってよ。」


ホントは圭介の言いなりだったが、


そのことを言うとすべてがばれそうだった為、


先生に言われたことにした。


美「へぇ⋯」


勇「まさかお前んちに兄ちゃんが居たとはな⋯。」


美「家には兄貴しか居ないから、

  男勝りになっちゃったけどw」


勇「いいじゃねえかっ

  お前の兄ちゃん、

  カッコいいじゃねーかっ」


美「あんなのがカッコイイって言うの??」


勇「じゃあお前はカッコイイってのは

  どーいうのだと思ってん?」


美「⋯えっ⋯///」


勇「ってか、クラスでモテるタイプのヤツって誰?」


よほど気になっているのか、


前に乗り出しながら聞いてきた。


美「さぁ?? 人にもよるんじゃないの??

  それに、あたしはみんなと違って

  イケメンとか 興味無いもん。」


勇「じゃあお前の好きな人はだれ?」


もっと前に乗り出してきた。


美「えっ⋯?!///」


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