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フェイク  作者: ひなの.com
17/67

計画、実行。

ピポパ プルルルル⋯ プルルル⋯


ガチャ


美「【電】 あ。もしもし、6年1組の田中と申しますが、」


先生「【電】 あ、美玖ーぅ?? で、どうしたの??」


美「【電】  その声は⋯河原先生?」


先生「【電】 そーだけど⋯で?w」


美「【電】 ちょっと今日⋯熱があったので、

     学校を休ませて頂きますね。」


先生「【電】 じゃあ、勇太君とは会えないじゃん

      もったいないねー」


美「【電】 ちょっ、先生?!

     (兄も居るんですけど⋯!!)」


先生「【電】 まあまあ^^ じゃ、お大事にー」


美「【電】 はい」


ガチャ


陸「美玖ーっ」


美「へっ?!?!Σ」


急に話しかけられたので、


美玖は吃驚した。


陸「そんなに吃驚しないで

  いいじゃんかーっ」


美「いや、急に名前呼ばれたから⋯」


陸「朝飯、作ったから、

  好きな時に食っておいていいから」


美「分かった^^」


と、振り返ると、寝ぐせで爆発した


髪の飛鳥がもう朝食を食べ始めていた。


美「飛鳥。いい加減寝ぐせ直しなよ」


飛「別にいいじゃねーか。

  ファッションだぞ??」


美「いいから!! あたしが直すよ!!」


飛「ま、よろしくー」


陸「ったく⋯飛鳥は甘えん坊だな。」


飛「ちげーよ。こいつが勝手にやるだけだし」


美「ったく、兄貴だと思えないわっ」


そう言いながらも、


美玖は丁寧にブラシで寝ぐせを直してあげていた。


陸「美玖も世話好きだなっ」


美「お母さんの代わりよっ」


こうして、いつもの朝が始まる。



 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆



勇太はサッカーの朝練から教室に


戻ろうとしていた。


すると圭介がやってくる。


圭「なんと大ニュース!!」


勇「え? 何々??^^」


勇太は期待して聞いてみることにした。


圭「なんとぉ、田中が休みだって!!」


勇「え⋯だから??」


圭「だから⋯田中が休みだって⋯。」


勇「うん⋯さっき聞いた。」


圭「だから⋯見舞行けばいいじゃん!!」


勇「は?!」


圭介の予想外の提案に勇太はびっくりした。


圭「そしたら⋯2人きりだぞ?」


勇「(だからアイツ⋯送ってやるって

  いったのによぉ⋯)

  ってかお前⋯何考えてんだよ⋯」


圭「まあ、頑張れよなっ^^」


勇「っちょまて!! 」


――でも⋯何かといいアイデア

  ではあるな⋯


勇「(いってやるか⋯)」


何かと拒んでいたが、


結局は行く様子の勇太であった。



 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆



――より道は悪いから⋯1回、家に戻るか⋯。


勇太はすぐに家に戻り、


ホントにきていいのかという不安もありながら、


美玖の家の前に来てしまった。


必要以上に緊張した。


そして、勇気を振り絞り、


インターホンを押した。


「はいー」


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