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フェイク  作者: ひなの.com
15/67

プール、接戦。


2人とも接戦だ。


15㍍あたりに行ったところ、


やっと本気を出したのか、


圭介がスピードを出してきた。


すると、茜も追いかけるように泳ぐ。


折り返し地点、圭介はクルリと水中でターンした。


「キャーっ」


「圭介君かっこいい~♥」


理「何言ってんだか⋯;」


美「圭介は茜とお似合いなのよっ!!」


歩「圭介君人気だねー」


茜も負けじと水中でターンした。


勇「さすが負けず嫌い。」


美「あいつは水中だとだれにも負けないわね⋯w」


ここで、茜が壁をけると、一気にスピードが出て、


圭介を追い抜かした。


と思えば、茜の少し後に圭介が壁にタッチし、


美玖と勇太の番だ。


しかし、美玖は少し出遅れ、勇太が先に飛び込んだ。


と思いきや、美玖は得意のけのびで勇太を追い抜く。


理「接戦ですっ」


圭「さすが、あの2人のことはあるわ」


すると、勇太は一気にスピードを出した。


そして、2人は同時にゴールした。


先生「女子は、4分52秒63。

   男子は、4分53秒03。

   よって、わずかながらも女子の勝ち!!」


女子「いえーいっ!!!\(^o^)/」


美「やっぱりあたしたちのほうがかった♥」


勇「なんだと??

  こっちは本気出してねーんだよ

  実力の20㌫しか出してねーんだよ」


美「そんなこと言ったらあたしたちは

  5㌫よ? それでも負けたあんたらは⋯」


2人がいいあいになる直前⋯。


ピピーッ!!


丁度、自由時間が終わった。


今日のプール授業は終わった。



 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆



帰り道、今日もあたしは1人。


歩も理央も茜も、みんな用事があるとか


なんとかいって、逃げるように帰った。


その時。 ドンっ


――あれ⋯これ二回目??


振り返ると、勇太が居た。


美「あれ? どうしたの??」


勇「ちょっと⋯みんな

  逃げるように帰ってな⋯。」


美「⋯!!」


――あいつら⋯なんてことしてくれたんだよー!


勇「ん、どうした??」


美「あ、なんでもない⋯」



 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆



色々話して、家についたものの、


30分ぐらい話していたら、


日も暮れてきてしまった。


美「⋯くしゅん!!」


勇「風邪⋯引いたか??

  プールも寒かったし。」


すると、勇太は自分が来ていた


パーカーを美玖にかけてあげた。


美「有難う⋯。」


――あたし⋯勇太のこういうさりげない

   優しさに惚れたのかな⋯。


勇「じゃあ。もう帰る?

  コレ以上拗らせると悪いだろ?」


美「いいのに⋯心配かけてゴメン」


勇「俺⋯お前んちまで送るよ。3階だろ?

  俺6階だから。」


美「そんなんしってるよ⋯

  でもダイジョブ!! あざぁーすっ」


そして勇太は笑い、手を振ってくれた。


美玖は、笑顔であっかんべーをした。


すると勇太も笑いながらあっかんべーをした。


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