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フェイク  作者: ひなの.com
14/67

プール、対決。

着替え終わった勇太たちは


プールサイドに行くと、


もうほとんど集まっていた。


先生がこちらを見ていたので、


あわてて自分の位置に座った。


圭「なぁ⋯勇太。

  俺⋯お前がアイツの事

  好きになるの、分かる気がする。」


勇「?! おめっいきなりなんだよ⋯」


圭「あんな性格だから普段は言われないけど、

  よく見りゃクラスで1.2を争うほど

  美人だし。面白いし、絡み易いし。」


勇「⋯」


圭「おまけに美白でスタイルもいいんだぜ??

  最高なヤツ手に入れたなっ♥」


勇「なっ!! おめー気持ち悪いぞ!!」


圭「なんだよぉっ~

  ホントは照れてんだろっ?^^」


勇「⋯。」


勇太は照れを表に出さない


性格だったため、あまり


勇太の本性を知る人物はいない。


それに対して、すぐに顔が真っ赤っかに


なる美玖は分かり易い性格だった。


先生「えーっ、と今日は

    プール開きなんで、 校長先生のお話を

    いただいてから、入水でーす。」



 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆



歩「塩とお酒なんてプールに

  入れちゃって⋯不味くないの?」


美「あゆったら⋯

  飲む前提で考えてるの?w」


歩「いや⋯だってぇ⋯;」



 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆



みんな寒い顔をしていた。


圭「ったくよぉ⋯こんなに寒いのに、

  プールだなんて⋯;」


勇「仕方ねーよ⋯。授業なんだから。」


先生「えー、じゃあ、まずは男子からー」


男子みんな、プールの横(11㍍)を泳ぐ。


勇太は水泳が大の苦手。


同様に美玖も苦手だったが、


5年生に平泳ぎが泳げるようになり、


今では 、50㍍は泳げるようになった。


先生「じゃあ、次は女子!!」



 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆ 



そんなこんなで25㍍を


5本ほど泳いだら、自由時間になった。


すると、最初は勇太は圭介、


美玖は茜と遊んでいたものの、


勇太と美玖がすれ違うと、睨みあい、


そこからバトルが始まった。


最初は水かけっこから始まったものの、


段々とグレードアップしていき、


水中でキックやにらめっこやらしていた。


そして、最後には25㍍リレーが始まった。


今日はあいにく寒かったため、


見学者や、途中で寒くなり、スタンドで


待機する児童も多かったため、


プールの中は1クラス分の人数しかいなかった。


第1泳者は、男子軍は水泳が得意な圭介。


女子軍は圭介同様、水泳が得意な茜。


第2泳者は、もちろん、勇太と美玖になった。


どちらともスタミナやスピードは


同じということで、ハンデはつかなかった。


ルールは、1人50㍍泳ぎ、速く着いたほうが


勝ちという シンプルなルールだった。


これには、先生も没頭するほど傍観者がいっぱいいた。


美「茜!! がんばるのよ!!

  圭介君なんかに負けないで!!」


圭「なんかにってなんだよ!!

  俺だってこんなやつに負けたかないわ!!」


勇「はいはいはい、始めますよ。」


先生「よぉーい、」


ピピーッ 


笛の音が鳴った。と同時に、


2人は綺麗にプールに飛び込んだ。


スタンドからも、黄色い声援が飛び交っている。


「がんばれぇーっ!!(→ܫ←」


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