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フェイク  作者: ひなの.com
13/67

プール、口論。


先生「はーい、今日は、プール開きでーすっ」


――いきなりプール開きの話かよw


誰もがそう思うだろう。


先生「で、毎年君たちはプール

    やってるんで、

    分かると思うんでここは省略。」


先生は資料を見ながら読んでいる。


先生「んーっと、ってことで、

    ま、フツ~に泳いで?^^

    変わったところは⋯

    男子は1,2組、女子は3,4組で

    着替えること。ぐらいかね」


「なんだぁー。」


「それだけですかー。」


先生「まー、いいじゃない!!」


「先生!! それより、修学旅行の

 情報とかないんですかーっ?」


先生「え? そーだなぁ⋯。

    部屋番号⋯だったら、 男子は、201と202ね。

    女子は、203と204と205。

    202と203は隣同士!! 遊びに行けば?」


「えぇーっ!?!?」


「やだーっ」


美「ねぇねぇっ、みんな、

  あんな風にいってるけど、

  ホントは遊びたいんじゃないの?」


美玖はにっこり顔で勇太に聞く。


勇「さぁ? そんなこと言って、

  お前だってそーだろ?」


勇太がからかう。


美「ななななな!!っ、んな訳

  ないだろ! アホっ!!///」


美玖があわてる。


勇「なぁにぃ?? ホントは

  203号室になりたいんじゃ

  ないの? えぇ??」


勇太もにっこり顔で責める。


美「なんでそーなるのっ!

  そーいうあんただって、

  どーなのよ?! 両手に花ーっ

  とか、したいんじゃないの?」


美玖の仕返し。


勇「うーん、そりゃしたいけどよぉー」


美「してーのかよ!!」



 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆



休み時間、今日は校庭の


コンディションが悪いために、


外遊びは中止だったが、


プールは準備万端だった。



 ◆ ◆ ◆ ◆ ◆



誰かがあたしの体を揺さぶる。


「田中ーっ」


――なんだぁ⋯??


「おーい!!」


――ん⋯?? 誰ぇ⋯


「みぃーくぅ!!」


美「ふぇ?!?! はっ⋯

  あたし⋯寝てたのか⋯。」


勇「おめっ、何回起こしても

  起きないんだもん!」


美「だって⋯読書してたら⋯

  眠くなってきちゃって⋯」


勇「それはそーと、もう

  みんな着替えに行ったよ??」


美「えっ?! は?!

  もう男子しか居ない?!」


勇「まさか、此処で着替えるん

  じゃねーだろうな??^^╬」


美「んなわけねーだろ!!

  この変態男!!」


すると、美玖はプール道具を持ち、


着替えにいってしまった。


圭「ちょっw 勇太くーん?

  なんやかんやラブラブ

  じゃないですか??♥^^」


勇「のあっ!! ちげーぞ?///」


圭「あはっ 顔に出てるぞ!!」


勇「え?!」


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