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フェイク  作者: ひなの.com
12/67

恋、愛しい夏。

「もう夏なんだね⋯」


青く澄んだ空を 見上げながら、歩は呟いた。


今日は日曜日。 いつもの仲良し4人組で


茜のお祖母ちゃんちに お邪魔していた。


美「そう!! 夏なんだから!!

  小学校最後の夏は、

  やぱ恋に限るわーっ>ω<」


茜「そんなこと言って、

  順調じゃないのよっ」


理「うんうん 付き合うのも

  時間の問題だよねーっ」


4人は縁側で寛いでいた。


美玖は寝転び、茜は胡坐をかき、


理央は体育座りをし、


歩は足を揺らがせながら座っていた。


美「そんなわけないじゃん⋯。

  アイツなんかあたしの事

  ちっぽけも思ってないよ(・‸・`)」


美玖は謙遜など1つもしていなかった。


茜「その根拠はなによ」


美「多分⋯。」


歩「だいじょぶだよっ

  クラスのみんな応援してるもん♪」


このときの美玖は、なぜか憂鬱だった。


するといきなり茜が立ち上がり、


人差し指で天をさし、こう叫んだ。


茜「みんなで勇太んちに行こうよ!!」


その言葉を聞いた、理央は


面白がっているような笑みを見せ、


歩はやれやれというような苦笑いをし、


美玖はというと⋯


美「おめっ!!/// あたしの事

  考えて言ってんのか?!」


茜「なぁーにっ^^

  考えまくった末に、

  言ってるんじゃないの」


理「いいねー!! 理央は大賛成!!」


歩「あゆも⋯美玖ちゃんが

  厭じゃないなら^^」


茜「ほら!! みんな協力

  してくれるってよ??」


美「むぅぅぅ⋯!! 分かったよ!!

  行けばいいんでしょっ」


茜「ホントは行きたいくせに♥」


美「別に⋯(//・ˇ‸ˇ・)」


歩「あはっ★ 可愛い!!」


理「そりゃ勇太君も惚れるねーっ」


すると、茜のおばあちゃんが氷で冷やされた


麦茶をもってきてくれた。


お「ずいぶんと盛り上がってるわねぇー^^

  ほらほら、持ってきましたよ」


茜「えーっ麦茶ぁ? ジュースでもいいじゃーんっ」


お「お友達には悪いけど、ジュースなんて

  うちにはないわよっ」


何かと文句を言っていた茜ではあったが、


おいしそうに飲んでいるではないか。


お「茜も、冷えないうちに帰るんだよっ^^」


茜「おっけーっ!!」


茜はおばあちゃんにGoodサインを見せた。


歩「⋯面白いおばあちゃんだねっ」


茜「へへーん★ まだまだ元気だからね^^

  それより、明日ってプール開きじゃなかった??」


理「あっそーいえばそーだね!!

  で、プランは立てましたか??

  美玖ちゅあーん♥」


いかにもなにかをたくらんでいるような笑顔で


理央は見つめる。


美「な、な、な、何がプランよっ!!

  ここぞというときは、流れに身を任せるのよ!!///」


茜「おっとぉ?? 美玖ちゃん、いま認めませんでした?」


美「いやっそーいうつもりでいったわけじゃなくて⋯////」


理「うっそだぁー!! 今のは意味深だったぞ??」


そんな恋バナで日も暮れて行く。


そんなわけで、恋の大作戦が 実行されることとなった。


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