恋の激しい戦い。
何かと面倒くさくなったので、
[半分ノンフィクション表記]を消させていただきましたw
まぁ⋯違和感とかないことを祈るべし。
その襲った手を美玖がつかむ。
理「ちっ 作戦失敗か。」
理央は掴まれている手を振り払おうとするも、
美玖の力が強くてはなれない。
すると、理央がカッターナイフをはなす。
手に少しスナップをかけたため、
美玖の頬に命中し、皮膚が切れてしまった。
美「何が目的でございますか?^^」
こう一言投げると全力で理央を押し倒す。
理「うっ⋯うぅ⋯」
美「ったく⋯危ないじゃーん。
カッターナイフだなんてっ^^」
理「くっ⋯なんで⋯分かったの⋯」
その言葉を聞くと、美玖のさっきまでの笑顔は消えた。
美「最初からわかってる人生なんざ
つまんないよ。勘だよ。か・ん。
それより、なんでこんなことを?」
理「はぁ⋯はぁ⋯
勇太くんに⋯近づくからよ⋯!!
貴方より私の方が
勇太君のこと想ってるわ!!」
美「ふーん。その度胸だけは
認めてあげるよ。 だけどなぁ
そんな都合のいい事起きるもんじゃないよ。
人生つまんないって思ってるお前は
全部自分の通りになるって
現実逃避してるからだろ?
はは。まだ子供だから分かんないか」
理「はぁ!? 勇太君はあたしのものよ!!
それを貴方が奪ったのよ!!」
美「なぁーに言ってんの。
性格ってやっぱ変えられないんだね。」
その言葉に激怒した理央は
大きなバックから分厚く堅い本を
投げつけてきた。
美「痛っ!!」
投げつけた本は、本の平面が美玖の腹に当たり、
大きな衝撃を与えた。
理「 大丈夫? うふふっ うふふふふ♥」
美「なんだよ⋯この本⋯
【星座占い】?? おめっ、いつもこんなもん
よんでんの?^^」
理「っ!! 私のことなんて分からない癖に!!
家にあるもの、武器になるもの、
全部持って来たわよ!!」
美「じゃあ、今度貸してねーっ この本。」
理「別に⋯いいけど。」
すると、美玖はその本を読み始めた。
美「えーっと⋯僕は、蠍座だから⋯179ページ??
この本どんだけあんだよ⋯。」
その美玖をみて、理央は不思議に思った。
理「あのさぁ⋯こっちは真剣なんだけど。」
美「何が真剣よぉ。戦うのに真剣とかあんの?
あたしゃ、そんなんしらないね⋯。人間なんて
心の傷なんかいっぱい負うでしょうに⋯。
お前も将来、自殺すんじゃないの??」
理「だから?? だから何? 忠告なんて必要ないわよ!!」
すると、カバンの中をゴソゴソと探り出した。
美「お前⋯何をするつもりだ⋯」
理「⋯自殺なんかする前に、貴方を先に
殺しておけば丸く収まるわ!!」
美「それが丸いって言うの⋯?」
理「あったぁ!! これ♥
包丁はさすがに怖いからさあ⋯」
そこに取り出したのはカッターナイフだった。
美「カッター、好きだねぇ⋯^^
でも、カッターで充分怖いよ?」
理央は徐々に近づいてくる。
美玖は後ろに下がるが、柵にたどりついてしまった。
理「ふっはっはっ!!!
結局なんだかんだ言ってるけど⋯
あたしの勝ちみたいねー」
美玖は、もう逃げ場もなかった。
美「それで貴方に勇太が振り向くと思う⋯?」
理「うぅっ⋯でも⋯関係ない!!」
理央はもうの届く距離に到達してしまった。
そして、ナイフを振りかかる。
その瞬間
「やめろぉぉーーーーー!!!!」
美玖と理央は我にかえった。