表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

7/31

第6話「七瀬渚沙脱陰キャ計画実行」

 あの約束の日から4日後、デート(?)の待ち合わせ場所に来ていた。


 星那との約束の時間より30分も早く来てしまった。


 自分自身でも知らず知らずのうちにすごい楽しみにしてたんだなと感じる。


 土曜日の10時ということもあって辺りには待ち人を待つ人の姿も沢山ある。


 ここはこの辺りでは1番大きなショッピングモールで、大体のものはここで揃えられるそうだ。


 近くに設置してあったベンチに腰をかけて待つ事にした。


「だーれだ」


 腰をかけて1分も経たないうちに後ろから誰かに目隠しをされた。


「だれーだって、一人しかいないだろ」


 な?星那、と言って目隠しの手を解きつつ後ろを見る。


「ふふっ、せーかいっ!」


 そう言ってつけてた黒マスクを人差し指で外し無邪気に笑う星那の顔が眩しい。


「星那、あんまり人前でマスクとか取るなよ?」

「うん、承知の上でーす」


 星那はそう言って俺をベンチから立つように手を差し出した。


「か弱い乙女の手は借りないよ」

「か弱いっていうなー」


 立ち上がってから星那をじっと見つめてから俺はこう続ける。


「服、可愛いね」

「う、あ…ありがとう…」


 星那は少したじろぎながら感謝の言葉を口にする。


 やっぱ可愛いなこの小動物は。いくらでも言ってやりたいくらいだ。


「渚沙こそよくこんな短期間で痩せたね」


 確かに俺はこの前星那と会った時より格段に痩せている。


 星那とデートするには最低でも少しは痩せなきゃなと思っていたのでダイエットをしたところ思いのほか直ぐに痩せることができた。


「でもまだ髪とか服は陰キャだろ?今日はよろしく頼むよ」

「うん、まかせて!」


 そう言って俺は星那と『七瀬渚沙脱陰キャ計画』を実行し始めた。


♢♢♢♢


「ねぇねぇ!渚沙これ可愛くないー?」


 そう言ってハンガーにかかった服を自分の前に持ってきて問いかけてきた。


 開始早々既に俺の目的は忘れ去られていた。


「星那が着ればなんでも可愛いんじゃないか?」

「えー、そんなんじゃ参考にならないよー」


 そう言って星那は頬を膨らませている。


「いや、そもそもこれ俺の脱陰キャ計画じゃなかったっけ??」

「あ…そうだった、忘れてた。許して?」


 手を前でぎゅっと握って上目遣いをしてくる星那。いや、変装してその可愛さは反則だろ。


「うん、今回は許してやろう」


 その可愛さに免じてね。


「じゃあ早速髪切りに行こー!」


 そうして予約していたらしい散髪屋に星那と2人で足を運んだのだった。














「あ!なぎにぃだ!!隣にいる女はだれだ……ん?せなねぇか……?安心、でも抜け駆けゆるさない……」

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ