表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
975/1157

あくまで希望を聞いての処遇です

 今回はここまでで力尽きました。

 申し訳無い。

 正気を取り戻した甥っ子君。まだ牢屋の中に居ます。

 いや、俺が命じたってぇ訳じゃなく、自主的に。

 曰く『オレの中の獣は、まだ完全に滅した訳じゃ無い。言わば封印されただけの様なものだ。だから、まだ、オレは牢獄の中から出る訳には行かない……フッ、咎人(とがびと)のオレには似合いの場所だ……』ってぇ事らしい。


 取り敢えず包帯と、レザー系の衣装、シルバーアクセでも差し入れておこうかね。


 まぁ、自らの居場所を貴人牢(そこ)と定めたってんなら、俺の方に否は無い。一先ず内装は整える形で対応する事にする。

 ただし、牢屋の鉄格子の間にはガラスを嵌めさせてもらうけんども。室温対策として。この国、一年を通して暖かいけど、流石に朝と夜は冷える事も有るし。


 それと、()()は継続することにした。まだ完全に治ってないらしいからな、本人曰く。これに関しては甥っ子君からも『是非に!』ってぇ熱望されたし。

 それに伴ってなのか、部屋ってぇ体に内装を整えた牢屋内で、鍛錬する許可を請われた。まぁ、その辺は好きにするが良いがな。と思ったんで、許可しておく。


 それに伴ってのファルトヘルト側の兵士の立ち入りの許可もなぁ。プロレスの技の研究をしたいんだと。


 ……これ、俺を倒したいって事だよな。コレが果たして本人のプライド故なのか、内なる獣とやらの影響なのか。それとも別の思惑があるのか……


 許可、したよ? まぁ、何か思惑があるってんなら、その思惑ごと叩き潰すし。


 ついでに近くの牢をリング形式に模様替え。とは言え、ロープ貼っただけだけんども。


 一時期、大量の人間が入って来た関係で治安的にアレだったんで、牢屋を増やしてたけど、結局、兵士が増えたんで巡回する兵士を増員したおかげか、牢の方はあまり使わずに済んでたんよね。

 なんでまぁ、転用出来て良かったってぇ事にしよう。うん。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
プロレス研究会、というか既に興行団体の準備練習中… トールさん、やったね。また収入源増えるよ そして元祖覇王プロレスラーと讃えられる、と
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ