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 ちょっと力尽きてました。

 遅くなり申し訳無い。

 【ロータリー】的な魔法は無かったが、土系と水系で回転を加えられる奴が有ったんで、それをベースに考えんしゃいと、ドワーフ連中に投げておく。こう言うのって、仕組みとか考えてる時が一番楽しいよね。

 家のドワーフ連中は経済観念のしっかりした輩が多いんで、金に糸目を付けずにってぇ事に成らないのが良い。


 マトスンとは違うのだよマトスンとは。一応予算の上限は設けさせてもらってるがね。それにまぁ、アレも一種の天才だってのは認めてるけれども。ギリギリ紙一重の方の。だからこそ自由にさせてるってぇ部分は有る。変態だけど。


 家に居付いてくれたドワーフ連中は、職人気質ではあるが、経済観念ってのはちゃんとしてて、商売を商売として成立させてくれる辺りとか、相応に苦労してきた故なのかもしれん。

 まぁ、今は随分と楽しそうだから良いかね。


 製紙と印刷は、今でも家の領地の特産的な物があるんで、コレの増産が出来る様に成れば、色々とその応用も出来る様に成るだろう。

 後はあれだ。紙の表面加工とか出来る様に成ると良いよな。ホロ加工は兎も角、こう、紙の表面をつるつるにするとか。

 ヴィヴィアンの方に、そんな感じも加工が出来る様な樹脂系の何かが無いか知恵を貸して貰うか。なんだかんだ言ってアイツの知識の広さは、ちょっと目を見張るものが有るよな。


 まぁ、具体的に紙の加工をどうするかってのは、使用する人達の希望とかも有るから需要的な部分も考えながらで良いか。そう成ると目下の所、必要としてるのはエクスシーアなんだから、アイツと相談かな?


 ******


 一応にも領主としての仕事は熟しつつも、まだ行っていない“扉”の確認作業の為にその仕事を前倒しで進める。

 実際、今は冒険者ギルドの方に委託している方の古代遺跡(ダンジョン)の探索が終わり、安全が確認され、その上でまた“扉”が発見なんかされれば、そちらの方も確認しなきゃ成らんだろう。


 その為には、既存の“扉”位は全部把握しておく事に越したことは無い。


 ネフェル王女のお付きさん達のお陰で、文官って程じゃぁ無いが、事務の出来る人員も育ってきて、俺の個人的な時間も大分作れる様に成ったとは言え、まだまだ時間は足りてないんよね。

 いやまぁ、俺自身が、一寸、時間ができる度に用を増やしてるってぇ所もあるんだけんども。


 そんな訳で、時間は作れるっちゃ、作れるんだが、だからと言って、あんまり面倒事に突き合わされるのは勘弁願いたいんだが。


「くふっ! わたくしのお話、ちゃんと聞いておられてますのですの? 【ドラゴンスレイヤー】閣下?」


 特に、こう言う面倒臭そうなヤツの相手とかさぁ。

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