だからこそ相談は必須
済みません。
ここ迄で力尽きました。
申し訳ない。
24/08/26.
分かり辛いと思った表現を修正しました。
さんざん悩みこそすれ、結果、その事が仲間の利益に繋がると分かってるんだから、教えないってぇ選択肢なんざ無い。
だとすれば、その辺は分かって居る人間と情報を共有して、そう言った危険性が有るって事も込みで理解して貰おう。
そもそも、俺のこの悩みは結果ありきで悩んでるってぇ所でも有るからな。もしかすれば、今の俺だと考え付かなかった解決方法が有るかも知れんし。
******
「そんなもん、秘匿技術にすりゃぁ良いじゃねぇか? 領主さんよぉ」
「そもそも、今の所、家の領地でしか再現できん技術なんだろ? そんなもん、広まらなきゃ悪用も出来んじゃろ?」
ドワーフ連中のお言葉は、成程、確かにそう言った方向も有るのかってぇ感じだわ。そう言えば、前世の世界でも、技術を秘匿する為に、職人を一つの街に集めたってぇ事とか有ったな。
もっとも、秘匿し過ぎて後継者がいなくなっちまって、その技術が途絶えたりとかもしてたが。いや、それについては既に分かって居るんだから、きちんと保護しときゃぁ良いのか。それこそ正に。
「技術にしろ、それで作られた物にしろ、使う者次第だ。だからこそ、オレ等は扱う者の人と成りを見るし選別もしとる」
「なぁに、領主さんが選んだ者に伝えるんなら大丈夫だろう」
「秘匿技術にするなら、その情報を護る為に、手も尽くすんだろう?
なら、安心だ」
成程、むしろ今まで、態々情報公開的な事なんざして来なかったし、そもそも技術その物が秘伝でもあったから、技術の秘匿に関してドワーフ達の認識じゃあ、ある意味やったって、そう言う事もあるってぇ感じな訳だ。
俺は何でか、技術を開示したら、広く公開しなくちゃ成らないなんて思ってたが、必ずしもそうでないといけないってぇ訳じゃあ無かったんたな。
うん、一寸、視野狭窄に成ってたみたいだわ。




