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ぶらり探訪

 今回はここまでで限界でした。

 遅い上に短くて申し訳ない。

 俺と言う人物の事について、ちょくちょく町中に出現するからってぇ事も有って、知名度が高く成って居る。もっともこれは、俺が常に2頭以上の犬を引き連れているからって事も関係しているらしい。

 まぁ、ある意味分りやすいアイコンではあるよな。

 そもそも【ドラゴンスレイヤー】さん、犬使いらしいし。まぁ、間違っちゃいない訳なんだが、結果としてはそう見えるし。ただなぁ、別に“使ってる”って訳じゃあ無いんだがねぇ。家族なんだし。


 冒険者ギルドへと歩いている道すがら、街の様子を改めて見れば、人族、ドワーフ族、獣人族、魔人族と思しき人々が行き交い、屋台なんかもそこかしこに見られる。大通りってぇ事を考えても、手前味噌だが結構栄えて居ると思う。


「頑張ったからだよぉ~」


 俺が感慨に耽っていると、ラミアーがそう言って来た。いや、その言葉自体は嬉しいし有難いんだが、俺の思考を読んで言ってるんなら、そこは普通に【精神感応(テレパス)】で返して欲しかった。

 これ、傍から聞いてると、唐突にラミアーが発言してる様にしか見えんし。

 多分そう言う事が多いからだとは思うが、ラミアー、結構、不思議ちゃん扱いに成ってるんだよなぁ。


 ミカとバラキが足に体を擦り付けて来る。あぁ、うん。お前達もラミアーの言葉には肯定なんね?


「他人からどう思われようと、あたしは気にしないよぉ~」

「まぁ、そうなんだろうけどさ」


 白子(アルビノ)の超絶美少女にしか見えないが、これでもラミアーは吸血鬼(ヴァンパイア)と言うれっきとした魔物だ。

 何処でその事がバレて、例えば高ランクの冒険者何かに襲われるか分からんのだよ。その時、俺が側に居ればどうとでもフォローは出来るが、もし居なかった場合、最悪の事態だって起こり得るんよね。


「なら大丈夫だぁ」

「何で?」

「あたしは、とーるんから離れないからぁ~」


 ……いや、そうなのかもしれんが……てか、そう思ってくれて居る事自体は有難いんだが、不測の事態ってヤツは何時だって予想の斜め上から訪れるからなぁ。

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