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そういう日もある

 遅くなりました。

 申し訳ない。

「二人きりでデートォ」

「わんわん!」

「アオン? アン!」


 ラミアーの発言に、ミカとバラキ反論の声を上げる。

 いや、そもそもデートじゃないし、お詫びデートについては既にやったし。

 詰りはキサマのターンは既に終わっているのだよ、ラミアー。


「むう!」


 古代遺跡(ダンジョン)への仕事か大森林内の採取、討伐依頼何かで来る方の、少っしばっかりヤンチャな冒険者に対する牽制がてらの冒険者ギルド通いも、結構慣れて来た。俺がって言うか周りが。

 俺をあんまり単独で行動させたく無いっぽいんだよな。まぁ、色々やらかしてる自覚はある。


 ともあれ、少しばっかし、皆が『まぁ、冒険者ギルドに行くくらいなら』って思ってくれた事も有って、他のメンバーも色々と用事が重なった今日。パーティーは珍しく少人数での行動に成った。具体的に言うと、ミカとバラキとラミアーと俺。


 ファティマとイブが、最近に成ってさらに増えた、屋敷の方のメイドの教育に駆り出され、セフィはヴィヴィアンにドナドナされて行った。

 屋敷に住む王女が増えたし、皇国の皇女さんの事も有るし、メイドの増員は色々と仕方ない部分が有るからなぁ。


 てか、皇女に関しては、王立学院の事は本決まりじゃないが、それでも留学するってぇ事は決定事項らしく、どっちに転んでも、取り敢えずは家の国には来るっぽい。

 まぁ、遊学ってか、見聞を広める為ってぇ事なんだろうな。


 ただ、あくまでも皇女さんは王都で過ごして貰う事に成っている。

 その時に、俺ん所のタウンハウスを使って貰おうと言う事で話が進んでいる訳だ。これが王城じゃ無いのは、俺が窓口であり、ホストに成っちまったからだな。その方が連絡やら何やらを取り易いだろうって事な訳だ。

 まぁ、いちいち王城で取次願うよりは良いんだろうけんどもさ。ただ、どうしても国王陛下にハメられた感が拭えんのがなぁ。ある意味しようが無いんだが。


 今日、俺が少人数で冒険者ギルドに赴くにあたって、イブにしろセフィにしろ、最後まで俺の方に付いて来たがってたが、ってか、セフィに至ってはかなりヴィヴィアンと一緒に仕事をさせられるのを渋ってたぽかったけど……まぁ、新しく貿易で入手した作物の種の育成に係わる実験らしいんで、サクサク働て貰おう。


 セフィ的には、未だにヴィヴィアンに苦手意識が有るらしい。まぁ、自分見て鼻息荒くするような輩が苦手だってのは分からんでもないが、アレでも、事植物と薬効に関しては優秀だからなぁ、取り敢えず、『御飯喰いたきゃ働け』と言って放置して来た。セフィの飯である【プラーナ】の供給源は俺だからな。文句なんぞ言わさんよ。


 てか、本気で嫌だったならセフィならどうとでも出来ると思うんだが、やらないって事は、ある程度は納得してるって事だろう。多分。


 ヘンリエッタ王女は、歓楽街整備に伴う区画整理を行うついでに教会も建てちまおうって事で、その打ち合わせに行って貰ってる。流石に教会の仕様については分からんからなぁ。


 そんな訳で、今回はごく少人数での行動。

 まぁ、珍しいちゃ珍しいよな。

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