いや、その辺の話題は好き好きなんだろうけど
また寝落ちをしていました。
遅くなって申し訳ない。
晩餐も終わり、お茶を飲みながらのまったりタイム。この世界、魔法なんてもんが有るからか、夜に成っても即寝って訳じゃぁ無いんよね。
もっとも、前世の貴族も、蝋燭とか、油とか使って、それなりに夜更かしはしてたらしいけども、この世界だと、庶民だったとしても、【光】の魔法とか使って、明かりが取れるんで、前世と同じ位とまでは行かなくとも、それなりの時間、夜更かしが出来る感じ。まぁ、魔法使いやら魔術師を雇える貴族は兎も角、庶民は日没後1、2時間程度らしいけど。魔法を使えれば。魔法を使えれば。
家? 古代遺跡の力使って、照明を付けていますが、何か?
と、言う訳で、夕飯食べたら、その後はお茶とお茶請けが出て来て談笑。お茶は、やや渋みの強い紅茶系の何か。何のお茶なのかはよう知らん。多分アールグレイではない。ってかアールグレイとか有るんかね? お茶にフレーバー加えるだけだし、有りそうな気もするが、少なくとも俺は飲んだ事が無い。今世では。
ブレンド茶もそうだけど、こう言ったフレーバーティーとか有ったら流行るかね? っても、お茶に関しては完全に輸入に頼ってる訳だけれども。だからまぁ、完全に貴族とか豪商の嗜好品扱い。
自分達で栽培できると良いんだけど。あ、ハーブティーならいけるか? 多分、ヴィヴィアンに言えば、それなりの植物は見極めてくれるだろうし、栽培に関しては植物のエキスパートが居るし。
『おまかせぇ~』
ナチュラルに俺の心を読んで来やがる。まぁ、良いけど。
お茶請けはバラかなんかの花びらの砂糖漬け。うん、そうだった、この世界の甘味って基本こう言った砂糖漬けだったわ。家の領地ってか、家の屋敷が当たり前にパウンドケーキとか出てたから忘れてた。有り難うキャル!
砂糖の塊は、あまり口に合わんので、お茶だけチビチビ。見れば王妃様は、その紅茶に砂糖漬けを入れたりしている。あぁ、そう言う飲み方も有るんね。
ヘンリエッタ王女もお茶に入れる派で、第二王子はそのままポリポリ食べてからお茶を飲んでる。あれか、砂糖の甘さをお茶で流す的な。
国王陛下と第一王子、それとネフェル王女は、俺と同じで紅茶だけ派。イブやティネッツエちゃんは第二王子と同じ様に、砂糖漬けを齧っては紅茶を飲んでる。
ラミアーとセフィは砂糖漬けをボリボリ食べてはたまにお茶。直視してるとちょっと気分が悪くなるんで、そっと視界から外す。
前世でもそうだったけど、甘過ぎるもの食べてると、ちょっと気分が悪くなるんよね、俺。
それは兎も角、俺と国王陛下は家の古代遺跡の“扉”の向こうの話と言うか半分は報告じみた話題だけど、まぁ、異文化とか別大陸の話とか。
イブとティネッツエちゃん、王妃様とヘンリエッタ王女は引き続き化粧品とか装飾品とかのお話で盛り上がってる。
そう言えば、ヘンリエッタ王女も聖王国出身なんで、真珠とかは良く身に付けるっぽい。何か他の宝石とかと違って、あまりギラギラしないから、光教会の信者でもあるヘンリエッタ王女も身に付けやすいんだとか。そんなもんなんかね?
第二王子及びラミアーとセフィは特に会話をせずに、聞きに徹している。もっとも、モンスターズはちゃんと聞いてるかは定かじゃないが。
「それで、師父は、上空からの攻撃をいなしつつも、見えない敵に向かって攻撃を!!」
「こちらとて、王都の危機にトール殿は、向かって来た魔物をバッタバッタと切り倒し!!」
で、第一王子とネフェル王女が何でか俺の話でマウント合戦をしてるんだが、何でや!




