表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
851/1157

選択肢

 今日はここ迄で力尽きました。

 遅くなって申し訳ない上、短くて申し訳ない。

 この世界、自分の行く末を自分で決められるってぇ事は少ない。基本的に、親の後を継ぐか、そうでなければ、身近な職業に就くかだからだ。

 特に貴族なんてのは、長子が親の後を継ぐなんてのは当たり前の事だとされるし、次男以降なんて、そんな長子のサポートをする為の部下に成るか、それとも領地を分けて貰って代官代わりに成るか。もしくは親の伝手を使って公務員に成るか。何にせよ、自分で『これだ!!』ってぇ、職を決められるなんて事は無い。


 そう言う意味では、職人や商人なんかは。自分で選択して弟子入りをしたり出来る分、なんぼかマシなのかもしれん。

 もっとも、こっちはこっちで、各親が“知り合い”に託すってぇ事も多いんで、決して絶対的に自由ってぇ訳じゃぁないんだけんどもさ。

 実際、雇う側にしたって、全くどこの骨かも分からん輩よりは、知り合いの子供の方が、まだ多少なり信用が出来るだろう。もしもの時にはその親の方に言えば良い訳だし。


 その他に、庶民の方は冒険者に成るってぇ選択肢も有る。と言っても、コレはコレで、他に選択肢が無く、『どうしようも無くて』、か、小さい頃から準冒険者に成って居た事が有るんで、その流れでか……どっちにしても、どうしても冒険者に成りたかったってぇ輩はマイノリティーって事に成る。


 そう言や、俺も食わせる為に仕方なく冒険者に成ったんだったか。


 ただ、そう言った中でも、読み書き計算が出来れば、『自分で選択する』幅が増えるのは確かなんだよね。

 これに関しちゃ、庶民も貴族も同じだとは思ってる。もっとも、貴族的には『冒険者に成る』ってぇ選択肢は『無し』なんだろうとは思うんだけんどもさ。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ