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書面だけでは分からない事も有る

 色々と考え込んでいて執筆が進みませんでした。ので、日常回を挟む事にしました。

 遅くなって申し訳ない。

 あまり、ピリピリしてても判断を誤るってのは、偽親父の時に学んだ事の一つな訳だし、魔族(その)事自体は頭の隅に置きつつも、色々な事態に対応出来る様に準備はしておく。

 そう言えば、ヘンリエッタ王女に、俺が今魔族に狙われてるって事は話したっけか? 話してない様な気がするな……あれ? 話したとしても何も変わらない様な気がするのは何でだ?


 最終的なフラグは潰してるよな? 潰した……よな? 潰れてるよね? 潰れてた、と思うんだけど……


 よし、話自体は伝えておこう。うんまぁ、後で。


『【確認】それで、()()()()()()()()()()()()()、何をしに行くのですか?』

「おん?」

「ワオン?」


 執務室から移動するって事で、イブとファティマ。それとミカとバラキが着いて来た。


 ちょっと家の領地の内情に関わって来る事なんで、ヘンリエッタ王女とクッ殺女騎士(マリエル)には遠慮してもらって、キャルに接待して貰ってる。

 ラミアーとセフィも、そのお茶会の方へ。お茶菓子につられて。

 まぁ、普段あんな感じだけど、ラミアーもセフィも、実は人並み以上に地頭は良いから変な事はせんだろう。多分。


 ……それはそれとして、何か言い方に棘が有るやね、ファティマさんや。ミカとバラキは『え? 散歩じゃないの?』って感じだけど。

 いや、そう言った事を後回しにした所で、意味が無いって事は分かるんだが、時間が経過したところで、事態が悪化し無さそうな事柄なんだし、俺が考えている事が正しいのであれば、正直気が重いモノではあるんで、心構え位させてくれ。マジで。純粋な信仰心って、結構なプレッシャーが来るんよ。


 別に人間1~100まで計画してモノやってるなんて事なんざ無いんだから、些細な行動にまで、何がしかの意味が有るとか思われると、くしゃみも出来ん様に成るわ。


 で、だ、俺が何をしようとしてるのかと言えば、ドワーフ連中とコボルト達とで開発してた通信機の進捗状況を確認しようと思い立ったんで、ソレの確認を少々。


『【質問】その進捗に関しては既に報告書が行ってる筈ですが?』

「ん!」

「読んだから来たんよ、てか、報告書の内容の意味は解ったとしても、実際に目にせんと、納得が出来かねるんだってばよ」


 うん、報告はあったよ。あったんだけどさ。


 目的地ってか、目的の部屋に着くと、中から少々騒がしい声が聞こえて来る。いや、あの報告書の内容だったとしたら、この程度で済んでる訳が無いんだから、どうやら防音設備とか整えてたって事だよな?


 いやいや、防音設備て、何処からその概念引っ張り出して来た? それと、防音設備の報告はされていないんじゃが?


『【報告】メイド達から苦情があがってたそうです。部屋の改装まではいかない程度でしたので、特に承認も必要ないと言う判断でした』

「ああ、個人資産での部屋の模様替えくらいなら報告要らんしな」


 部屋の前に立つ。ノックをするが返答なない。


 まぁ、聞こえてるわきゃ無いよな。報告書通りなら。

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